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「ごめんね…」2人目誕生後も長女を優先すると決めたのに…感情のまま怒ってしまい罪悪感でいっぱいに

  • 2025.3.5

私は娘が1歳のとき、2人目を妊娠。息子が生まれるまでは娘中心の生活で、「2人目が生まれても、今みたいに娘との時間も大事にしよう」と思っていました。しかし思っていた以上に2人育児は大変で、娘だけに注ぐ時間もうまく取れなくなっていったのです……。

お姫様状態だった娘

娘は両家にとっての初孫で、生まれたときから家族みんなが溺愛。特に夫の家族や親戚では男の子ばかりだったこともあり、みんなから「やっぱり女の子はかわいいな〜」と言われながら育ってきました。私の両親や妹たちも、会うたびにプレゼントを用意してくれています。

2人目の妊娠がわかってからも、私は「2人目が生まれたら、なかなか外出も行けなくなる」と思い、出産を迎えるまでの間、家族でいろいろなところに出かけました。娘はニコニコよく笑って、ようやくカタコトでお話もできるようになり、私はかわいくて仕方ありませんでした。

弟の誕生で生活が一変!

予定よりも3週早く生まれてきた息子。産後は実家に親子3人で約2カ月帰省することに。実家の父母は働いていて、帰省していても半日は親子3人でいることが多い状況でした。

息子が泣けばおむつ交換や授乳。娘との時間をうまく取ることができず、娘もぐずることが多くなりました。3週間ぐらいたったある日の昼間、娘に「◯◯くん(息子)寝かせてくるから、ちょっと待ってて」と伝えて、別室へ向かいました。

1時間くらいして、ようやく寝てくれた息子をベッドに下ろそうとしたときのこと。娘がドアを「バンッ」と勢いよく開けて入ってきて、息子が目を覚ましたのです。その瞬間、私は「待っててって言ったでしょ!」と感情のまま娘を怒鳴ってしまいました。娘は大泣きで、息子も泣いていて、私は「やってしまった」と後悔しました……。

娘の寝顔にごめんね…

その日の夜、私は寝ている娘を見て「ごめんね……」と謝ることしかできませんでした。娘自身も大きく環境が変わり、戸惑っていたはずなのに。私が「待っててね」と言うと、ひとりで遊んで待っててくれていたのに……。

私は冷静になって娘の言動を振り返ると、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。この日をきっかけに、私の母が家にいるときは、息子を母に預けることに。そして娘との時間をしっかり作って、我慢や寂しい思いをさせないように心がけました。

娘との時間を確保したことで、私自身の気分転換にもなり、子育てに対する気持ちに余裕が生まれました。娘が息子に歌を歌ってあげたり、「コレ〇〇だよ!」と教えてあげたりする姿を見て、私は娘なりに現状を理解しながら成長しているんだなと感じ、胸が熱くなりました。今回の自分自身の娘に対する言動を反省するばかりです。これからも意識的に娘との時間を確保していこうと思った出来事でした。

著者:松村まや/30代女性・主婦。2016年生まれの女の子、2018年生まれの男の子の2児の毋で、職業はフリーライター。夫と子ども2人との4人暮らし。趣味は好きな音楽を聴くことや、休日に家族でおいしいテイクアウトグルメを見つけること。

作画:ぐら子

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています


監修者・著者:助産師 松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

ベビーカレンダー編集部/キッズライフ取材班

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