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【MLB】CY賞右腕シャーザー、ロボット審判の扱いに慎重姿勢 「人間的要素はなくしたくない」と本音明かす

  • 2025.3.4
SPREAD : マックス・シャーザー(C)Getty Images

今季からブルージェイズに加入したマックス・シャーザー投手が3日(日本時間4日)、米メディア『Foul Territory』に出演。メジャーリーグのオープン戦で試験導入されている自動投球判定「Automated Ball-Strike(ABS)」、いわゆるロボット審判について語った。

■「ABSチャレンジシステム」を試験導入中

今季のスプリングトレーニングは、「ABS」を使用した「ABSチャレンジシステム」というルールが試験導入されている。これは、完全自動化されたロボット審判「ABS」による自動投球判定と、従来の人間による判定の中間に位置するシステムだ。
「ABSチャレンジシステム」では、球審が通常通りストライク/ボールを判定しつつ、選手(打者・投手・捕手のみ)がチャレンジを要求できる仕組み。ABSのみによる判定は2019年に独立リーグで初めて導入され、今回のチャレンジ方式は23年、24年とマイナーの3Aで試験運用された。ファンや選手、監督、関係者らに支持されたのは、完全な機械任せではなくチャレンジ方式だったという。

■本質を見失うなとメッセージ

『Foul Territory』に出演したシャーザーは、2014年に現在のチャレンジシステム(アウト/セーフ判定など)が導入されて生まれた弊害について言及。 二塁手または遊撃手が、走者をアウトにするために二塁ベースを踏む際、厳密に足をつけて捕球しなくても、ベースの「すぐ近く」を踏んでいればアウトと認められていた審判の裁量判断が、システムの導入によって失われた一例を挙げた。
シャーザーは「技術が悪いとは言わないけれど、電子ストライクゾーンをどれだけ試合に入れるかだ。解決策の一つは、審判を評価するだけにして、悪い審判を減らすためのみに使う。良い審判は優れているんだ。だから、今何を解決しようとしてるのかって話さ」とし、「行動が変わって、意図しない試合結果になるのは避けたい。段階的に導入して審判を改善できる方法はあるけれど、人間的要素はなくしたくないよ」と持論を展開した。
近年、誤審が大きく取り上げられるケースは増えており、ロボット審判導入を望む声が多数挙がっている。一方でシャーザーは、試合の本質を見失わないよう警鐘を鳴らした。コミッショナーのロブ・マンフレッド氏は、4年以内の運用開始を目指すと公言しているが、果たしてどうなるか。

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