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グルマン温故知新:市ケ谷〈スパイス欧風カレーPAIKAJI〉欧風ながら南国情緒も漂うヘルシーカレー

  • 2025.3.7
スパイス欧風カレーPAIKAJIのPAIKAJIカレー
BRUTUS

スパイス欧風カレーPAIKAJI(市ケ谷)

欧風ながら南国情緒も漂うヘルシーカレー

パイカジとは南の風のこと。「幸せを運ぶ風のことなんです」と、店主の戸塚勝敏さん。妻の泰子さんと、石垣島で人気のビストロを営んでいたのだが、カレーが好評で、東京でのイベントに呼ばれるうち、東京でやってみるかということに。

PAIKAJIカレー
PAIKAJIカレー まずは濃厚なフォン(右上の小さな器)を味わい、カレーが登場。ビストロ時代、人気だったハンバーグをカツに。これだけでも立派な一品だが、フォンが効いた欧風カレー、ラムと豚肉のキーマと一緒に。秋田の玄米を五分づきにしたご飯と彩り豊かな野菜を添えて。口直しにキュウリの漬物なども。2,000円。
ラクレット・ナン
ラクレット・ナン これはもう沖縄を通り越して、スイスの味。店主夫婦はビストロを開く前はパン屋だったそう。そこで、ハイジの白パンのイメージのナンを焼き、ラクレットをかけ、石垣島産の蜂蜜をかけたもの。ふわふわ。1,200円。
サーモンマリネサラダ
サーモンマリネサラダ 場所柄、家族連れも多いため考えたというサラダ。トマト、タマネギ、リンゴ、オリーブなどが入ったドレッシングが口当たり滑らか。「お子さんも喜んで完食してくれます」と、店主。ワインにもビールにも合う。880円。

注文を済ませると、まず登場するのが“フォン”。店主が毎日7〜8時間、4日間煮込んでとったもの。このフォンをカレーをはじめ、料理に使っているので、まずはそれを味わってもらいたくて、とのこと。オーブンで焼いた鶏ガラと牛スジ、よく炒めたタマネギ、ニンジン、ニンニクを合わせて煮込む。カレーに使うスパイスは9種類。鮮烈な香りの島コショウ、ピパーツが入り、パイナップルとココナッツミルクを加える南国風だ。「できる限り体に良い食材やスパイスを使って、グルテンフリーで仕上げています」。スッキリ味。体に馴染んで負担がない。これぞ、沖縄ならではの“ぬちぐすい(命の薬)”だ。

スパイス欧風カレーPAIKAJIの厨房
スープのアクを何度も何度もとる戸塚さん。「彼はフォンをとるのが好きなんです」と妻。
スパイス欧風カレーPAIKAJIの店内
シーサーなど、沖縄らしい飾りも。

Information

スパイス欧風カレーPAIKAJI

住所:東京都千代田区三番町18−19 アルテビル三番町1F
TEL:080-6023-0527
営:11時30分〜14時30分LO、18時〜21時LO
休:日曜

JR・都営新宿線・東京メトロ市ケ谷駅A3出口から徒歩3分。2024年8月8日オープン。化学調味料不使用、オーガニックオイル使用、塩分控えめ、グルテンフリーと超健康志向。手間を惜しまず、丁寧な仕事が味に表れる。青森のリンゴを加え、赤ワインで煮込んだ和牛スジカレー1,600円も自慢の一品。こだわりの味を試してみて。沖縄クラフトビール950円、グラスワイン赤白各650円。ラムポークキーマ1,300円、ハンバーグカレー80g 1,500円。カウンター3席、テーブル6卓20席。

*営業形態、営業時間等は変更になることがあります。

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