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【愛媛・松山】松山で海鮮料理を食べるなら外せないお店2選!鯛めしやワタリガニなど松山ならではの美食に舌鼓

  • 2025.3.29

 

全国の観光地同様、インバウンドにわく愛媛・松山。いまだからこそ、私たちもその魅力を深く知るべし。伝統の味や、地場の食材を生かしたひと皿を訪ねました。鯛めしにワタリガニ……松山ならではの美食に舌鼓。

私たちが旅しました! 

右/本誌編集長・神下敬子。おいしいもののためならどこまでも行く食いしん坊。
 
左/料理家・土屋由美さん。神奈川県葉山の自宅で料理教室や自宅カフェ「cafe manimani」 を運営。飲食店の料理監修でも活躍している。

ご当地グルメと新鮮な海鮮料理を心ゆくまで

四国地方の北西に位置する愛媛県は松山市周辺を中予、その東側を東予、南側を南予と呼び、ルーツを同じくしながら、それぞれ独自の発展を遂げたつの食文化があるといわれます。そのいい例が鯛めし。中予の松山や東予地方では鯛を米にのせて炊き上げますが、南予の宇和地方は白米に刺し身をのせ、たれをかけて食します。 「今回、初めて〝松山鯛めし〟をいただき、鯛出汁が染み込んだご飯のおいしさに感動。愛媛が酒どころであることも初めて知りました。日本酒の味もつの地域ごとに個性があるそうで、じっくり飲み比べてみたい。酒蔵から料理店、カフェまで、どこも県産の食材にこだわり、地産地消で地元を盛りあげようという気概を感じました」と土屋さん。編集長・神下も「とにかくお魚がおいしくてリーズナブル!私のお気に入りは、B級ご当地グルメのじゃこカツ。独特の食感のとりこです(笑)」と大満足。

【郷土料理 五志喜】創業380年超の老舗で味わう、郷土料理の数々

松山最初の食事は土屋さんが「ギノーみその方に教えていただきました」という「郷土料理五志喜」へ。創業は寛永12年(1635年)。江戸時代初期から380余年、のれんを守り続けている老舗中の老舗です。「もしや敷居の高いお店では?」と思いきや、お料理はどれもお手ごろ。お品書きには名物鯛そうめんから鯛めし、じゃこカツ、麦みそのおみそ汁など愛媛の美味が勢揃い。さまざまな郷土料理をおなかの許す限り味わい尽くしました。

鯛アラと昆布などで出汁をとり、鯛の切り身とともに炊いた「松山鯛めし」。「切り身はふっくら、鯛出汁の旨みを含んだご飯がたまりません」と土屋さん。

みかん果汁で炊いた「伊予のみかん寿司」。

小魚を丸ごとすり潰して揚げる「じゃこ天」は栄養満点。

もっちりした歯ごたえの「じゃこカツ」。

甘い麦みそのおみそ汁が体に染みます。みそは「ギノーみそ」のものを使っているそう。

お店の外観

DATA
住所 愛媛県松山市三番町3-5-4
電話番号 089-933-3838
営業時間 11:00〜14:00(L.O.13:30)、17:00〜21:00(L.O.20:20)、土曜・祝前日のみ17:00〜22:00(L.O.21:20)
休 不定休

【酒肴匠 花乃ん(かのん)】きょう、いちばんおいしい魚に出合える店

松山の繁華街にある隠れ家的な割烹料理店。瀬戸内の地物をはじめ、日本近海で穫れる魚をメインに「きょう、いちばんおいしい魚を、いちばんおいしい調理法で提供しています」と話す店主の菅野聖士さん。仕入れには並々ならぬこだわりがあり、料理はすべて素材ありき。メニューはその日の仕入れによって変わります。おまかせコースは全10品ほどで¥7,700〜。1階のカウンター席で食材の話を聞きながら、舌鼓を打つのも一興。

今治産のワタリガニを贅沢に。繊細でなめらかな食感の身と、濃厚なカニみそを味わって。

瀬戸内の天然鯛はしゃぶしゃぶで。甘みと旨みが増して、思わず頰がゆるみます。

太刀魚を器に白子と明太子をあしらった焼き物。

大人数の場合は2階の個室がおすすめ。

DATA
住所 愛媛県松山市一番町2-1-4トーヨビル1・2F
電話番号 089-913-1348
営業時間 18:00〜23:00(L.O.22:30)
休 日曜    

撮影/中川真人 構成・文/早川ちかこ ※素敵なあの人2025年3月号「瀬戸内の美味を味わう 愛媛・松山郷土料理の旅」より
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください  

 

この記事を書いた人 素敵なあの人編集部

「年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い」をテーマに、ファッション情報のほか、美容、健康、旅行、グルメなど60代女性に役立つ情報をお届けします!

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