Text by 立野敦史(Qoly LFB Vintage)
日本代表FW浅野拓磨が所属するスペイン1部マジョルカは2月27日、1試合限定の特別ユニフォームを発表した。
「バレアレス諸島の日」を祝うこのユニフォームは、3月2日に行われたデポルティーボ・アラベス戦で着用している。
Mallorca 2024-25 Nike Special Edition
マジョルカ 2024-25 Nike “バレアレス諸島の日” 限定ユニフォーム
アラベス戦の1試合限定で着用した限定ユニフォームは、クラブカラーのレッドを基調にユニークな形状のストライプが目を引くデザイン。
キット名の「バレアレス諸島」とは、マジョルカの本拠地マジョルカ島が属するバレアレス諸島自治州のこと。1983年3月1日に自治州法が制定され、この日は“地中海の宝石”と呼ばれる美しい島の祝日となる。今作はそれを祝うユニフォームだ。
前面に描かれたレッドとイエローのストライプは、自治州法と同じ1983年に作られたバレアレス自治州の旗をモチーフとしたもの。段差をつけた階段のような形状は、その旗に描かれている城を表現したものと思われる。
ちなみにバレアレス州旗の黄赤ストライプは、カタルーニャ自治州の旗(セニェーラ)に着想を得たという。
この特別ユニフォームは、バレアレス諸島の日に最も近いホームゲームとなった3月2日のアラベス戦で着用。前半9分に浅野拓磨が見事なボレーで先制しジャガーポーズも飛び出した。なお、試合は後半にアラベスが追いつき1-1の引き分けで終えている。
発表同日に選手も着用姿をお披露目。後ろに写っているのがデザインのモチーフとなったバレアレス州旗だ。
浅野がマジョルカ移籍後ゴールを決めた記念すべき試合でのユニフォーム。ファンならぜひ入手したい一着であるが、残念ながら僅か300着の数量限定キットは既に全数完売となっている。