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姑「どうせ私は料理下手だから」このままだと姑に嫌われる!→ 嫁が辿り着いた『良い関係を築くテク』

  • 2025.3.3

「義母との関係、ちょっと気まずい……」そんなふうに感じたことはありませんか? 筆者の知人A子も同じように感じていたのですが、あることがきっかけで関係に変化が訪れたそうです。
何があったのでしょうか。

画像: 姑「どうせ私は料理下手だから」このままだと姑に嫌われる!→ 嫁が辿り着いた『良い関係を築くテク』

義母との関係、うまくいっていますか?

A子は、元ホテルの料理人。

結婚を機に専業主婦となり、一人娘を育てながら、義両親が訪れるたびに手料理をふるまっていました。

義父は「こんな料理、うちでは食べたことない!」と大絶賛。

実際、義母は料理が苦手で、義実家の食卓にはデリバリーや冷凍食品が並ぶことが多かったのです。

義父の称賛を聞くたびに、義母は「どうせ私は料理が下手だから」とポツリ。

そんな義母の表情が曇るたびに、A子は「このままでは関係がギクシャクしてしまうかも」と不安を感じていました。

何気ないひと言が変えた空気

ある日、義両親が再びA子の家を訪れたときのこと。

義母はふとA子のシャツのボタンが取れかけているのに気づき、声をかけました。

「シャツのボタンが取れそうよ。付け直したほうがいいんじゃない?」

A子は苦笑いしながら答えます。

「実は私、裁縫が苦手で……ボタンが取れたら、その服はもう着ないことにしてるんです」

その言葉に、義母は驚いた表情を浮かべました。

「もったいないわね。私が付けてあげるわ」

そう言って、バッグから小さな裁縫セットを取り出し、慣れた手つきでボタンを縫い付けてくれたのです。

実は義母、裁縫が大の得意で、子供服や小物を手作りするほどの腕前でした。

「教えてください!」のひと言が関係を変えた

その姿を見たA子は、思わずひらめきました。

「お義母さん、裁縫を教えてください! 娘に何か作ってあげたいんです」

義母は一瞬驚いたものの、すぐに嬉しそうに頷きました。

「もちろん、喜んで!」

それ以来、A子は義母から裁縫を学び、代わりに義母はA子から料理を教わるようになりました。

最初はぎこちなかった会話も、今ではすっかり自然なものに。

「苦手」をさらけ出せば、距離は縮まる

「料理はA子さんには敵わないけれど、裁縫なら私に任せて!」と、自信を取り戻した義母。

一方のA子も、義母から教わった裁縫で娘の小物を作れるようになりました。

お互いの「苦手」を素直に打ち明けたことで、距離がぐっと縮まったのです。

人は完璧であろうとするより、できないことを認め、助けを求めるほうが、案外良い関係を築けるのかもしれませんね。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。

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