現地時間3月2日(日)に開催されたアカデミー賞授賞式。映画『ウィキッド ふたりの魔女』のシンシア・エリヴォとアリアナ・グランデがオープニングで見事なパフォーマンスを披露、『ウィキッド〜』やその原点である『オズの魔法使い』の名曲を披露した。
レッドカーペットでは『ウィキッド〜』で演じたグリンダのテーマカラーともいえる淡いピンクのドレス姿を披露したアリアナ。ステージには真っ赤なドレスとシューズで登場、1939年の映画『オズの魔法使い』の名曲「Somewhere Over the Rainbow」を歌い上げた。真っ赤なドレスはこの映画の主人公ドロシーにちなんだもの。
Ariana Grande performs "Somewhere Over the Rainbow" during the opening of the 2025 #Oscars pic.twitter.com/Rqfpj9WtXV
— The Hollywood Reporter (@THR) March 3, 2025
続いてシンシアが1975年のブロードウェイ版ミュージカル『The Wiz』から「Home」を披露。そしてアリアナとシンシアが『ウィキッド〜』の名曲「Defying Gravity」をデュエットした。
#WickedMovie's Cynthia Erivo and Ariana Grande sing "Defying Gravity" to open the 2025 #Oscars pic.twitter.com/maHjpiMidj
— The Hollywood Reporter (@THR) March 3, 2025
冒頭の部分を歌うと、アリアナはシンシアの手にキスをして舞台の後方へ。シンシアの歌声にアリアナも心打たれ、彼女に1人で歌わせたいと思ったのでは? という見方も浮上している。その後1人で歌うシンシアを、アリアナは微笑みを浮かべて見守っていた。この作品の撮影を通じてアリアナとシンシアが育んできた、深い絆と友情が感じられるシーンといえそう。
Cynthia Erivo sings the end of #WickedMovie's "Defying Gravity" at the #Oscars pic.twitter.com/cqs8p8suyA
— The Hollywood Reporter (@THR) March 3, 2025
シンシアの歌声に、会場はスタンディングオベーション。『ウィキッド〜』のジョン・M・チュウ監督も、2人と共演したミシェル・ヨーも思わず涙。ミシェルが涙を拭っていたと雑誌『ピープル』が報じている。
グリンダ役のオーディションに向けて半年かけて準備、毎日ボイストレーニングと歌のレッスン、演技のクラスを受けていたというアリアナ。一方のシンシアもハーネスをつけて宙吊りになりながら歌う体力をつけるために「起きたら2時間エクササイズをしてから」撮影に向かったそう。その厳しいトレーニングを経て生まれた、2人のハーモニーを映画館で聞けるのを楽しみにしたい。