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『女性だから』で仕事を振る時代は終わった。性差別に辟易した【女性社員】が → 15年かけて出した答え

  • 2025.3.3

『女性だから』という理由で嫌な思いをしたり理不尽な目に遭ったりした経験はありますか?
今でこそ男女平等の考え方が主流になってはいるものの、性差別を受けた人は未だに多いようです。
今回は筆者の知人A子から聞いた、女性差別のスカッとエピソードをどうぞ。

画像: 『女性だから』で仕事を振る時代は終わった。性差別に辟易した【女性社員】が → 15年かけて出した答え

入社当時

私が新人だった頃、入社した会社で最初に抱いたのは『女性だから』という理由で能力を軽視されることへの違和感でした。

配属された部署では女性は私1人だけ。

それもあってか、お茶くみや書類のコピーといった雑務を割り当てられることが多く、正直、何度もモヤモヤしました。

「女性ならうまく周りに合わせられるよね」
と、外部との調整業務の担当を命じられたときは、内心疑問でいっぱい。

「女性がいると場も和むし」
「女性は華だから笑っていればいいよ」

そう男性上司に言われたときは、耳を疑いました。

幸い、調整業務自体は面白かったうえに、自分のスキルにも合っていたお仕事。

でも『女性だから』という理由で仕事を決められることが無意識にプレッシャーや不満になっていったのです。

理解してもらえない

男性だらけの会社で無意識に女性差別があることは、何度も上司に訴えました。

でも、上司は男性ばかりで『A子ちゃんそんなことで悩んでいるなんて可愛いね』とみんな私をマスコット扱い。

何度も真面目に話そうとすると『しつこいなあ』と煙たがられ、軽くあしらわれてしまうだけでした。

女性の地位向上

そこで私は『女性だから』と舐められないよう、誰にも引けを取らないキャリアを築こうと努力を重ねることに。

その結果15年もかかってしまいましたが、ついに女性初の部長に昇格することができました。

部長になってからは、自分と同じように『女性だから』と差別されることのないよう、女性社員の積極的な雇用やキャリアアップのために尽力するように。

部署内では、女性社員に対して公平な評価を与え、育成プログラムを立ち上げてキャリアアップをしっかりサポートするようにしたのです。

結果はいかに?

最終的に、今では多くの女性社員が自信を持って仕事に取り組み、積極的にキャリアを積もうとがんばってくれています。

そんな女性社員の姿を引き出せたことに満足感を覚えつつ、これからも男女平等な社会のためにも邁進していく所存です。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。

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