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引っ越しで、外国人留学生が「何で!?」「そんな文化は初めて知った」驚かれやすい【日本独自の文化】

  • 2025.3.2

『日本と欧米諸国との違い』と聞かれたら、何を思い浮かべますか?
新年度が4月スタートであることや家では靴を脱いで生活することなど、分かりやすい違いもあれば、指摘されて気づく違いもありますよね。
今回は筆者の友人から聞いた、外国人に驚かれた話をどうぞ。

画像: 引っ越しで、外国人留学生が「何で!?」「そんな文化は初めて知った」驚かれやすい【日本独自の文化】

外国人留学生

これは先日、常連になった居酒屋で出会った外国人留学生とのお話です。

彼はアメリカ人。日本が大好きで、日本の大学に通うため数週間前に来日したと話してくれました。

初めて会ったときにアニメの趣味が合って意気投合し仲良くなった私たち。

それから2~3回、その居酒屋で待ち合わせをして一緒に食事する仲になりました。

そんなある日、彼から『ホテル暮らしもやっと終わって明日から契約したマンションに住む予定』と打ち明けられた私。

祝福しつつ、引っ越す予定日を確認した私は、何も考えずに彼にこうアドバイスしたのです。

アドバイスの内容とは?

「余裕があるなら明日より明後日に引っ越す方がいいよ」

彼はその意味が分からないようできょとんとしたまま。

『確かにこれだけじゃ理由が分からないよね』と思い、さらに言葉を付け足しました。

「明日は仏滅だから」
「明後日は大安になるし」

でも、彼は納得してくれるかと思いきや、ますます戸惑いの表情を浮かべたのです。

文化の違い

そこでようやく、『仏滅や大安は欧米諸国にはない、日本の文化だった』と気づいた私。

改めて彼に【六曜】について説明をしてみました。

「日本には中国から伝わってきた【六曜】という、日の吉兆を判断する考え方があるの」

『仏滅』は物が滅びるという意味。何をするにも縁起が悪い日とされていて、引っ越しや結婚式は避けるべき日とされていることを伝えました。

一方『大安』は何をしても縁起がいい日。重要なことをするには最適な日だと言われているため、大安の日を勧めたのだと話してみたのです。

学ぶきっかけ

彼は、自分の国にはない概念に驚き、
「そんな文化は初めて知った」
と興味深く聞いてくれました。

普段意識せずとも当たり前に六曜の考えが根付いていた私にとっては、改めて日本の文化を再認識した瞬間。

国の違いを学び合う貴重な経験となりました。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2025年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。

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