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【グロリアス星子のタロットカード占い説話・第21回】審判のカードが出たら「One more chance」。もう一度やり直す機会を与えてくれる

  • 2025.2.28

No.20 THE JUDGEMENT(審判)このカードは「One more chance」。もう一度やり直す機会を与えてくれる

「最後の審判」をモチーフにしているのが、タロットの20番目のカード、「審判」のカードです。「最後の審判」の話は、みなさんもどこかで一度は耳にしたことがあると思います。
世界の終末が訪れたとき、大天使ガブリエルがラッパを吹き鳴らしてそれを告げると、死者たちがよみがえり、人間が天国へ行くか地獄へ行くか最後の審判を受けるという話。この話は聖書に記されていて、それを題材としているのが、この「審判」のカードだといえるでしょう。

カードの絵柄を見ていくと、天使が天上でラッパを吹いていて、その下にはよみがえっている死者の姿が描かれています。では、このカードにはどんな意味が込められているのでしょうか。

これは過去のものやすでに終わったものがよみがえることを表していて、「復活」「再生」「再起」「解放」といったメッセージが、このカードから浮かび上がってきます。一度終わったものが再びよみがえるということは、そこに何らかの可能性があるからこそ。

もう一度やり直すことでこの次は成功したり、過去から学ぶことで新たなものを生み出したりできるということを、このカードは暗示しているのです。
言い方をかえるなら、このカードは「One more chance」を意味するカードといってもいいでしょう。

これを引いたときの、実際の解釈を考えてみましょう。
たとえば、恋愛について占っているときにこのカードが出たとしたら、どう読み解くことができるでしょうか。おそらく誰もが最初に浮かぶのが、「復縁」。元恋人との復活愛ではないでしょうか。「再婚」というキーワードも浮かんできます。「過去の恋のトラウマが解消される」「つらい恋の思い出から立ち直る」といったメッセージを読み取ることもできるでしょう。

仕事のことを占ったときに、このカードが現れたら、「過去の経験から学びなさい」「起死回生のチャンス到来」「過去の雪辱を果たすとき」といった解釈ができそうです。過去に味わった仕事でのつらい体験や失敗、厳しい状況も、このカードが出たらようやくそこから解放されて、新しい一歩を踏み出せるときがきたということもかもしれませんね。

人間関係を占っているときにこのカードを引いたら……? 懐かしい人との「再会」の予感がします。長いことこじれてきた関係が、ここへきてやっと「修復」や「改善」されるのかもしれません。誤解していたことが何かのきっかけで解けることもあるでしょう。

他にも、「あきらめていた夢に再挑戦するチャンスが訪れる」「失ったものを取り戻すことができる」「汚名返上・名誉挽回の機会が訪れる」「ずっと引きずってきたコンプレックスから解放される」といったメッセージも、このカードから読み取ることができそう。

占う内容によってさまざまな解釈ができますが、このカードの根本にある意味は、「One more chance」。それを知っていれば、このカードを引いたとき、「よしっ、今度こそ!」と、再び情熱がよみがえってくるのではないでしょうか。

グロリアス星子

文/グロリアス星子 イラスト/サクマラン

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