結婚生活の中で、パートナーの何気ない言動に「えっ?」と思うことは少なくありません。しかし、時には思わず吹き出してしまうような珍発言が飛び出すこともあるものです。今回ご紹介するのは、ある読者が経験した「ツッコミどころ満載」のエピソード。夫の口癖が引き起こした、思わず笑ってしまう出来事とは?
夫の口調が気になる…「〜してやった」って何!?
結婚してから、夫の口調が少し気になるようになったというEさん(仮名)。交際中は気にならなかったものの、結婚生活が始まると、夫の“ある口癖”が頻繁に飛び出すようになりました。
それが、「〜してやった」「やってやる」「教えてやっている」 という言い回し。
例えば、何か手伝いを頼んだ時には、
「ありがとって言ってやってるのに」
と、まるで恩着せがましい言い方をされるのです。Eさん(仮名)としては、お礼がほしいのではなく、素直に手伝ってほしいだけ。しかし、夫にとっては「手伝ってやった」というスタンスが当たり前になっているようで、その口調がさらにモヤモヤを加速させます。
さらに驚いたのが、夫婦げんかの時に飛び出した衝撃の一言。
「結婚してやった」
まるで恩義を感じろと言わんばかりの発言に、Eさん(仮名)は一瞬、言葉を失ったそうです。いやいや、結婚は「してやる」「してもらう」ものではなく、お互いに選んで決めたものでは!?
夫のこの口調は、いったいどこから来たのか――?
義母の言葉に衝撃…「うそやろ!?」
夫の口癖がどうにも気になったEさん(仮名)は、ある日、思い切って夫に指摘してみることにしました。
「ちょっとその言い方、なんとかならないの?」
すると、夫は何食わぬ顔でこう返してきました。
「地元の方言だよ」
うそやろ……!?
Eさん(仮名)は思わず笑ってしまったそうですが、確かに夫の実家を訪れると、その理由が明らかになりました。義母が日常的に使う言葉が、夫の言い回しにそっくりだったのです。
義母は「やってやんな」「してやんな」という表現を自然に使っており、夫は幼少期からこの言葉に慣れ親しんできた模様。どうやら夫にとっては、「〜してやる」という言い回しが普通の言葉遣いだったようです。
これにはEさん(仮名)も思わず苦笑い。確かに地元の方言かもしれないけれど、できれば家では控えてほしい……!
子どもには慣れてほしくない…!?
夫のこの言葉遣いに慣れつつあるEさん(仮名)ですが、どうしても気になることが一つ。それは、子どもがこの口調を覚えてしまわないかということ。
「お手伝いしたよ!」「宿題終わったよ!」と報告する子どもに対して、夫が「おー、よくやったな!」ではなく、
「お、やってやったな!」
なんて言い出したら、ちょっと考えもの。子どもには、できればもっと素直な言葉遣いを身につけてほしいというのが親心というもの。
「このままじゃ、子どもが“やってやる”口調になってしまうのでは…?」
そんな不安を抱えつつも、日々ツッコミながら夫の発言を見守っているEさん(仮名)。笑えるような、笑えないような、そんな微妙な日常が続いているようです。
「ツッコミどころ満載の夫」でも、ちょっと憎めない!?
今回の投稿は、夫の口癖が引き起こした思わず笑ってしまうエピソードでした。とはいえ、どれもイラっとするけれど、ちょっとユーモラスでもあるという絶妙なライン。
「〜してやった」と言われるたびに、「いや、そこは“してあげた”じゃなくて“した”でいいでしょ!」とツッコミを入れたくなる気持ち、きっと多くの人が共感できるのではないでしょうか。
もちろん、言葉遣いは人それぞれ。方言の影響があるのも理解できるけれど、日常の中で無意識に使われる言葉こそ、相手に与える印象は大きいものです。
「結婚してやった」ではなく、「結婚できてよかったね」
「やってやった」ではなく、「やったよ」
そんな風に、ちょっとずつでもポジティブな言葉に変えていくことが、お互い気持ちよく過ごせる秘訣かもしれませんね。
夫の発言に日々ツッコミを入れながらも、どこか憎めない――そんな夫婦の日常に、思わずクスッとさせられるエピソードでした!
※本記事では読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。
アンケート実施日:2025年3月14日
投稿方法:TRILL 募集フォームより
投稿者:50代女性