電車の中で体調を崩してしまうことは誰にでも起こりうること。そんなとき、周囲の人々の優しさに助けられることもあれば、思わず「えっ!?」と驚くような場面に出くわすこともありますよね。今回は、読者の方が実際に体験した、ちょっぴりシュールでクスッと笑えるエピソードをご紹介します。
電車内で意識を失い、ホームへ移動…
投稿者さんが二十代半ばの頃、ある日電車に乗っていたときに脳貧血を起こし、突然意識を失ってしまいました。次に気がついたときには、すでに親切な乗客の方々に抱えられ、駅のホームのベンチに座らせてもらっていたそうです。
しかし、意識が戻ったといっても、まだ完全に回復していたわけではなく、お礼を言うこともできなければ、手足を動かすことさえままならない状態でした。そんな中、駅員さんが救助のために駆けつけてくれたのですが……。
その後、駅員さんの衝撃的なアナウンス!
ホームに到着した駅員さんは、周囲を見渡しながら大声でこう呼びかけました。
——
「気持ちの悪い方はどちらにいますかー!?」
何度も繰り返しながら投稿者さんを探していたそうです。当時は意識が朦朧としていたため、その呼びかけに対して何も感じる余裕はなかったそうですが、後になって思い返してみると、「もうちょっと言い方があったんじゃないか……?」と笑ってしまったとか。
確かに、「体調の悪い方」や「お具合の悪い方」など、もう少し別の言い回しがあってもよかったかもしれません。「気持ちの悪い方」と言われると、まるでその人自身が気持ち悪いかのように聞こえてしまい、周囲の乗客も一瞬「え、どういう意味……?」と戸惑ってしまいそうですよね。
もちろん、駅員さんに悪気があったわけではなく、早く要救助者を見つけなければという思いから、咄嗟に出た言葉だったのでしょう。実際の現場では、時間との勝負であり、一刻も早く適切な対応をすることが求められます。とはいえ、後から振り返ると「もうちょっと言葉を選んでほしかったな……」と苦笑いしてしまうのも無理はありません。
ハプニングも、後でいい思い出に
投稿者さんにとっては、当時は本当に大変な状況だったはず。しかし、時間が経った今では「まさかあんなふうに呼ばれるとは思わなかった」と笑い話として語れるようになったのは、無事に回復できたからこそでしょう。
人生には、思わぬハプニングがつきもの。大変な出来事も、後から振り返れば笑える思い出になることがあります。皆さんも、日々の生活の中で「ちょっとツッコミたくなる」ような瞬間に出会ったら、それを楽しく振り返る気持ちを持ってみるのもいいかもしれませんね。
※本記事では読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。
アンケート実施日:2025年3月4日
投稿方法:TRILL 募集フォームより
投稿者:30代女性・専業主婦