あなたは自分が周りに流されているのを実感することがありますか。完全に独自の意見を持つことは難しく、誰もが少なからず他人や環境などに影響を受けるでしょう。しかしその度合いによっては、影響の範疇を超えて流されたり合わせたりしてしまうかもしれません。もしかしたら、自分の意見だと思っていたものも、実は誰かに流されているだけなのではないでしょうか。そこで今回は、あなたは“周囲に流されやすい人か”を心理テストで探ってみましょう。
帽子の色、何色で塗りますか?
1.ピンク
2.ネイビー
3.茶色
4.黄色
1.ピンクを選んだ人は「流されにくい」
ピンクを選んだ人は、流されにくいかもしれません。あなたは自分が決めたことは、何があっても譲ろうとしないのではないでしょうか。周囲に流されることがなく、反対に周囲を説得して自分色に染めようとするかもしれません。
ピンクを選んだことは、頑固さが表れています。自分の意見だけでなく、非や間違いを認めない負けず嫌いなところがないでしょうか。周りに合わせることは負けた気分になってしまい、頑なに変えようとはしないかもしれません。
高いプライドと低い自己肯定感のアンバランスさが、あなたの頑なさに起因しているでしょう。頑固で譲らないことを自覚しているなら、自分が疎まれていることに気がついており、余計に自己肯定感が下がっているかもしれません。それでもあなたを受け入れてくれる人がいることに気づき、肯定感を高めて考えを柔軟にしてはいかがでしょうか。
2.ネイビーを選んだ人は「やや流されにくい」
ネイビーを選んだ人は、やや流されにくいかもしれません。あなたは自分の考えがハッキリとしていながら、柔軟さも併せ持っていないでしょうか。自分の軸がブレない範囲で人に合わせることができるので、周囲と良好な関係を築きやすいかもしれません。
ネイビーを選んだことは、臨機応変さが表れています。状況や周りの様子をよく見ており、流されるというよりも、適宜人に合わせられるのではないでしょうか。スマートな対応を行うので、相手はあなたとの時間を心地良く感じられるかもしれません。
自分軸のない臨機応変さはただの自己中であり、あなたは柔軟な考えの中にもしっかりと信念を持っているでしょう。もし相手に流されるようなことがあっても、それはあなたが意図的に決断したことかもしれません。一見自由な発想や態度を見せているようでも、責任感を持って納得のいく選択をしているのではないでしょうか。
3.茶色を選んだ人は「やや流されやすい」
茶色を選んだ人は、やや流されやすいかもしれません。あなたは協調性が強く、周りと一緒になって行動する方が好きではないでしょうか。自分の意見や考えを押し通すよりも、話し合って決める方が大切だと思っているかもしれません。
茶色を選んだことは、仲間意識の強さが表れています。空気や人間関係を察することが上手く、場の雰囲気を壊さないようにしていないでしょうか。たとえ自分が異なる意見でも、場に合わないと分かれば積極的に変えようとするかもしれません。
あなたは自分の流されやすさや合わせやすいところを、周りにも強要していないでしょうか。いわゆる多数決の原理に肯定的で、意見や考えをぶつけ合って争うよりも平和的だと思っているかもしれません。しかしそれを絶対視してしまうと、周りに巻き込まれて同調圧力が強くなったり、少数派意見を無視したりしてしまうので、注意しましょう。
4.黄色を選んだ人は「流されやすい」
黄色を選んだ人は、流されやすいかもしれません。あなたは自分だけの意見や考えで動くことが苦手で、人に合わせることが多いのではないでしょうか。自分の意見を持っていても、自ら周りに聞いてまわり、何食わぬ顔で変えてしまっているかもしれません。
黄色を選んだことは、依存的なところが表れています。何かあったときに自分の責任になるのが嫌で、人任せにしていないでしょうか。自分が間違わないように、詳しい人や正しそうな人が言うことを鵜呑みにしてしまうかもしれません。
あなたは自分のことであっても“他人事”のように振る舞ってしまい、責任感のなさを指摘されることが多いのではないでしょうか。当事者であっても周りから言われないと動かないのは、心のどこかに甘えがあり、助けを求めているからかもしれません。もしあなたが流されやすい自分を変えたいと思うのなら、まずは責任感と言う言葉が必要でしょう。
ライター:Kazuki.W
臨床心理士、公認心理師として、みなさんの心の内側を紹介していきます。自分自身が気がついていない心の中を見ていきましょう!