ジブリ作品は子どもから大人まで、幅広い世代が夢中になりますよね。引き込まれる理由の1つには、画力の高さが挙げられます。
そこで今回は、「画力が凄すぎるジブリ作品」をアンケート調査しました。選出されたのはどれも名作ばかりです。ランキング形式で発表しているので、お気に入りの作品がランクインしているかチェックしてみてください。
第3位：『もののけ姫』（50票）
第3位にランクインしたのは、1997年に公開されたアニメーション映画『もののけ姫』です。それまで制作されてきた長編アニメの作画枚数をはるかに上回る作画が使用されており、時間や労力を費やして作られた作品とわかります。また、スタジオジブリ作品のなかでも、セル画を最後に使用した作品となっています。広大な自然や神々しい光なども描かれており、その画力に目を奪われた人も多いでしょう。
アンケートでは、「繊細な描写がまるで芸術作品のよう」とあり、芸術作品と思わせる繊細な描写が評価されています。また、「映像が迫力満点で臨場感を感じた」というコメントからは、迫力や臨場感を感じさせる映像と受け取られていることがわかります。
圧倒的な背景美術とキャラクターの繊細な描写が、まるで芸術作品のようだから。（30歳／女性）
映像が迫力満点で臨場感を物凄く感じた。（35歳／男性）
リアルな迫力があって考えさせられることが多いから（42歳／女性）
第2位：『ハウルの動く城』（53票）
第2位にランクインしたのは、2004年に公開されたアニメーション映画『ハウルの動く城』です。『魔法使いハウルと火の悪魔』というファンタジー小説が原作で、映画では魔法や戦争などが描かれています。スタジオジブリの人気作品で、ハウルの声優を木村拓哉さんが務めたことでも話題になりました。心躍るファンタジーな世界や、美しい街並みなどが登場し釘付けになった人も多いはずです。
アンケートには、「色がカラフルで複雑なデザインで描かれている」という声があり、カラフルで複雑なデザインが印象に残る作品とうかがい知れます。また、「現実世界だったらどうなんだろう？と想像するのがワクワクする」というコメントからは、作品の世界観をイメージするほど魅力的と思われていることもわかります。
ジブリにしては色がカラフルで複雑なデザインで描かれている（30歳／男性）
現実世界だったらどうなんだろう？と想像するのがワクワクする（50歳／女性）
ドアを開けて広がる様々な世界、魔法の力で変わっていく様子など素晴らしい表現だと思います（53歳／女性）
第1位：『千と千尋の神隠し』（84票）
見事第1位に輝いたのは、2001年に公開されたアニメーション映画『千と千尋の神隠し』です。日本映画の歴代興行収入2位を誇る作品で、日本アカデミー賞の最優秀作品賞を受賞しています。物語は主人公の少女・千尋が引っ越し先へ向かう途中、人間が足を踏み入れてはいけない世界へ入り込んだことから、魔女や神様に出会い様々な経験をします。人間とは異なる姿のキャラクターや、吸い込まれるような不思議な世界が描かれており、画面から目が離せなくなった人も多いでしょう。
アンケートには、「写真、実写のような美しさがある」という声があり、写真や実写と思わせる画力で描かれていると評価されています。また、「異世界の独特な雰囲気をとても巧みに醸し出している」というコメントもあり、独特な雰囲気を醸し出せる技術力が高評価のようです。
千尋が迷い込んだ湯屋の古臭さ、湯屋を含む街並みなど写真、実写のような美しさがある。（20歳／女性）
異世界の独特な雰囲気をとても巧みに醸し出しているから（20歳／男性）
とにかく作画が天才的すぎてすごい（29歳／男性）
画力が凄すぎるジブリ作品はほかにも！
TOP3には入らなかったものの、多くの票を獲得した“画力が凄すぎるジブリ作品”を紹介します。
『風の谷のナウシカ』（32票）
切迫するシーンなどか多く、どれも鬼気迫る画力（45歳／女性）
『となりのトトロ』（28票）
風景や色彩がとてもキレイで、絵を見るだけで風の音や水の音まで聞こえてきそうだから（43歳／女性）
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※コメントは原文ママ
調査方法：インターネットサービスによる任意回答（自由回答式）
調査実施日：2025年2月27日
調査対象：全国の20代～60代
有効回答数：300名