皆さんこんにちは、梅の花が咲き始めて陽光きらめく春を待つ、今の季節が大好きなリビングふくおか・北九州Web地域特派員のれいチェルです。 1月31日にニューオープンした、「tige_fleuriste(ティージュ・フルリスト)」という店名のお花屋さんに行ってきました。 お店は、2021年に惜しまれつつも閉園した「かしいかえんシルバニアガーデン」近くのエリア”香住ヶ丘地区”にあります。
入口のお店の名前のパネルからしてとってもお洒落です。 わくわくしながらお店に入ります。
いろとりどりの豊富な種類のお花
店内は、スタイリッシュでお洒落な空間。お花のいい香りに包まれていました。
お花を直接見ながら選べるディスプレイ
お店のこだわりとして、旬のお花や枝物をそろえることと、オーナーの近藤さんの意思で”ニュアンスカラー”という複数の色を混ぜたようなくすみがかった絶妙な色合いの物を取り揃えています。
優しい色合いのバラ
このような枝物の品種も、枝ごと購入することができます。大ぶりの枝物をリビングに飾ると、季節を感じられて空間が素敵になりますよね。
店内では、フラワーベース(花瓶)も購入することができます。 センスのよい商品がそろっていました♪
こちらは、アロマティカスという名前のハーブと多肉植物両方の性質を持った植物で、虫が嫌がる香りとして人気があります。
花の持つ力で人々の暮らしを身近で支える存在に
オーナーの近藤さんは、専門学校を卒業後、歯科衛生士のお仕事で歯科医院にて10年間勤務。 その後Aoyama Flower Market にて10年間、3店舗での勤務を経験後、独立・開業されました。
Aoyama Flower Market退職後、3年間は照葉地区を中心に店舗を持たないオンライン注文型のスタイルで営業。 開業して、2年目以降は、ウェディング装花や空間装飾で活躍中の"ミドルワールド"さんに2年間師事された経歴の持ち主です。
店舗を持たない営業スタイルをしていた頃に「特にお客様に喜んでもらえて好評だったのは、”枝物定期便”です。大きい枝を買いに行けない子育て中のお客様や、ご高齢の層のお客様に、季節に合わせた枝物とお花をお届けするサービスで繰り返し購入していただくお客様ができました。」と語る近藤さん。 着実に支持を集め、だんだんと顧客を増やしていき、この度の実店舗オープンに至りました。
顧客に愛されるサービスはもちろんのこと、近藤さんのお人柄もあってこそだと感じました。 「実際の店舗を構えることで、偶然お花屋さんでお花を購入するお客様との出会いや、お客様に実際にお花を見ていただきながら花束を作っていくという作業が出来ることが嬉しい」とお話ししてくれました。「特別な日でなくても、お花を飾ってほしい思いがあるので、1本から購入いただくことでも嬉しい」とのことでした。
私も、オーナーさんと相談しながらお花を選びました。 希望の色を伝えたり、一番好きなお花の”ラナンキュラス”を中心に入れてもらい、とても楽しい時間でした。
購入したお花の中で、特にお気に入りなのは、静脈のように薄い紫の線が淡く表面にあるスイートピー。 見るだけでうっとりします。
近藤さんが常に意識していることは、「花を贈ることは、花を贈るだけではなく気持ちを贈る」ということ。花束の依頼がある場合には、丁寧に希望や思いを聞いて依頼する人の気持ちを花で表して花束を作るようにしているとのことです。 お話を聞いていて、オーダーメイドが出来るお花屋さんという業態ならではの良い点だなと感じました。
購入した花束
そんな近藤さんに今後のビジョンをお聞きしたところ、「自分自身が“花によって元気になった”経験から、お花をお買い求めいただくお客様に花で元気になってほしい」という思いがあるそうです。
球根の販売もあります♪
「一言でいうと、”お花で幸せな気分になる人が増えたらいいな”と思っていて、店名にこめられたティージュ(tige)は、フランス語で茎や幹という意味があります。茎や幹は、植物の中心であることから、人々の暮らしを身近で支えるお花屋さんになりたいという思いが込められています。」
オーナーの近藤さん
「香住ケ丘地区や近隣の皆様に愛されて“何気ない毎日の中で、お花が一輪あるような暮らし”のご提案が出来たらとても嬉しい」と素敵な笑顔で言ってくださいました。
東区外の方も、ぜひ一度足を運んでみてくださいね♪ 車でお越しの方は、専用駐車場がないため、近くのパーキングをご利用ください。 営業時間(臨時休業)や、予約についての詳しい内容は、ご来店前に@tige_fleuristeのInstagramをご確認ください。
※掲載している写真は、全て撮影許可を頂いています。