今回の漢字クイズは、同じ漢字を並べた難読な二字熟語「仄仄」をご紹介。「はいはい」じゃない、まさかの読み方とは?
「仄仄」の読み方、知っていますか?
「仄」は「灰」に似ていますが,部首はそれぞれ「人」と「火」で違う漢字です。
「仄」の意味は『かたよる』や『わきから』ですが、動詞や形容詞に付いて『かすかに感じる』ことを表現することにも用いられます。
似たような言葉に、「ぼうっと」「薄ら」「ほんのり」などがあります。
「公園で遊ぶ親子を見て仄仄とした気持ちになった」
こんな風に、ほんのり心が明るくなる様子を表現する言葉ですよ。
「仄仄」の読み方の正解は…
=「ほのぼの」でした!
心の暖かさを感じる「ほのぼの」に漢字があったのに驚きますが、「仄」は訓読みで「仄か(ほの-か)」と読みます。
例えば「仄暗い(ほのぐら-い)」のように、「暗い」の頭に付けると、『ぼんやり暗い』という意味に。ほかに、『かすかに明るくなるさま』を意味する「東の空が仄仄としてくる」といった使い方もありますよ。
まとめ/meiko 出典/デジタル大辞泉(小学館) ※記事を再編集して配信しています。