「ゴシップガール」や「バフィー〜恋する十字架〜」などで知られるミシェル・トラクテンバーグが亡くなった。39歳だった。彼女の代理人は声明で、「ミシェル・トラクテンバーグの死去を悲しみとともにお伝えいたします。遺族に対するプライバシーの尊重をお願いいたします。現時点でお伝えできることは以上です」と発表。
ニューヨーク市警によると、2月26日午後8時ごろ(現地時間)、通報を受けてニューヨーク・マンハッタンの自宅アパートに駆けつけた救急隊員が、意識不明の状態の彼女を発見したそうだ。死因は確認されていないが、警察では事件性がないとしている。
『ピープル』によると、彼女は最近肝臓移植手術を受けたばかりで、合併症を引き起こした可能性があるようだ。ある情報筋は、彼女が昨年に健康上の問題を抱え、精神的にもかなり落ち込んでいたとコメント。ひどく痩せて顔色も悪く、友人たちにも辛さを打ち明けていたと伝えられている。昨年1月にはインスタグラムにて、激やせを指摘するコメントに対し「私の外見についてコメントを受け取りました。整形手術を受けたことはなく、ハッピーで健康です。ヘイターたちは自分のことを心配して」と反撃していた。
1985年にニューヨークで生まれたミシェルは、幼い頃から演技を始め、コマーシャルやテレビドラマを経て、10歳のときにロージー・オドネルと共演した映画『ハリエットのスパイ大作戦』(1996)で初主演を果たした。その後、「バフィー 〜恋する十字架〜」でサラ・ミシェル・ゲラー演じるバフィーの妹、ドーン役で大ブレイク。「ゴシップガール」では、問題児のジョルジーナ・スパークスを演じて人気を集め、リブート版にもカムバックしていた。
2021年に「バフィー 〜恋する十字架〜」で共演したカリスマ・カーペンターが、企画・制作のジョス・ウェドンを撮影中の不適切行為で告発した際は、ほかのキャストとともに彼女への支持を表明。サラの声明を再投稿し、「35歳の女性となった今なら勇気を持てる。すべては知られるべきことだから。ティーンだった私に対する彼の行為は適切ではなかった。とても。適切では。なかった」と声を上げた。
Text: Tae Terai
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