1. トップ
  2. 恋愛
  3. ティモシー・シャラメ、『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』撮影中に使用を控えたモノとは?

ティモシー・シャラメ、『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』撮影中に使用を控えたモノとは?

  • 2025.2.26
Timothee Chalamet is seen filming on location for the Bob Dylan biopic titled 'A Complete Unknown'

『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』で伝説のシンガー、ボブ・ディランに扮し、史上最年少でSAG賞主演男優賞を受賞したティモシー・シャラメ。3カ月に及んだ同作の撮影中は、意識してスマートフォンに触れなかったそうだ。『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』に出演する前は、「映画の撮影期間を通じ、携帯電話を手放したことなんてなかった」とポッドキャスト「This Past Weekend w/ Theo Von」で告白。

「ボブ・ディランを演じるのはたった3か月で、その後はずっと自分の人生を送る。再び彼を演じることは決してない。だから全力をつぎ込んだ」と続けた。「負けず嫌いだなんて言いたくないけれど、ミュージシャンの伝記映画はいくらでもあるから、最高の仕事がしたかった。ボブ・ディランが大好きなんだ。決して当たり前のことじゃない」

Timothee Chalamet is seen on location for the Bob Dylan biopic titled 'A Complete Unknown' on March 24, 2024 in New York City.

イライジャ・ウォルドの著書『Dylan Goes Electric(原題)』を原作にジェームズ・マンゴールド監督が映画化した『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は、1960年代初頭のニューヨークの音楽シーンが舞台。ミネソタ出身の19歳の無名ミュージシャン、ボブ・ディランがフォーク・シンガーとしてコンサートホールやチャートの寵児となり、彼の歌と神秘性が世界的なセンセーションを巻き起こし、1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルでの画期的なエレクトリック・ロックンロール・パフォーマンスで頂点を極めるまでを描く。

本作で自身2度目となるアカデミー主演男優賞にノミネートされたティモシーは、ハーモニカやギターの演奏を学んだほか、体重を9キロ増量。昨年11月にUS版『ローリングストーン』のインタビューでは、「準備のために限界まで挑戦しなければいけなかった。精神的な限界を感じるほどだった」と述べ、「大げさに聞こえるだろうけど、例えば眠りにつくときにスマホなどに気を取られたせいで、キャラクターをつかみ損ねたんじゃないかとパニックになるんだ。ボブ・ディランを演じるために5年も準備をして、実際に演じたのは3カ月。だから撮影中は全力を傾けた。彼にはその価値があるし、それ以上のものがある。僕らしさが出て、失敗するなんて絶対あってはいけない。この先もずっと僕自身でいられるんだから」と明かしていた。

また、2月16日(現地時間)に出演した「60 Minutes」のインタビューでは、ディランほど熱心にアプローチした役どころはなかったと明かし、こう続けている。「題材をリスペクトしていたし、何か上手くいかないことがあった日に怠けていたことを思い出したら、自分を許せないだろうとわかっていました」

Text: Tae Terai

READ MORE

元記事で読む
の記事をもっとみる