台湾で大人気の文鳥占い(鳥卦)に、東洋の占星術「十二太歳宮理論」に基づく干支の運勢を組み合わせた、悟明老師によるオリジナル占い。全体運、仕事運、財運をお届け!
卯(うさぎ)年
2月28日(金)~3月28日(金)の全体運・仕事運
思わぬところで落とし穴にはまりやすいとき。安請け合いしたことが予想外に大変だったり、解決済みだと思っていた問題が再発したり、信じていた人に裏切られたり。直面した際は、放心したり焦ったりすることと思われますが、幸い、この時期にやってくるトラップは、それほど深刻なものではない模様。逃げることなく向き合えば、十分にリカバーできそうです。
これからのひと月に必要なのは、そうした不測の事態がありえるという心構え、慌てず対処する冷静さ。併せて、衝動的な言動にも気をつけてください。
仕事面では、大小の試練が訪れる運気にあります。前述した通り、乗り切る鍵は、冷静さ。状況をよく見て、1人では無理と判断したなら、迷わずサポートを求めること。決して諦めてはいけません。そのプロセスは、危機管理能力を高める訓練となり、スキルアップにもつながることでしょう。
また、問題を増やさないためにも、衝動的なアクションを控え、よくよく考えて行動することも大切です。
※台湾の占いは旧暦が基本。旧暦と西暦で干支が変わる人もいますが、ここでは西暦での干支でみられるように占っています。
卯(うさぎ)年
2月28日(金)~3月28日(金)の財運・開運行動
財運面では、うまい儲け話を持ってくる人物が現れる予感。この時期は、慣れない投資は避けるのが賢明です。また、持ち株の価格が上昇したり、所持品にプレミア価格がつくなど、思わずガッツポーズしてしまう場面も出てきそうですが、それらはぬか喜びに終わる可能性大。臨時収入を見込んで買い物をしてしまうと痛い目に遭うかもしれません。
開運行動は、出掛ける際には、赤い傘を追加で持っていくこと。大事な局面に臨むとき、ついてないなと思ったときには、傘を広げて柄を回してください。そうすることで邪気を払い、願いを叶える効果が。くるくる回すことで念仏を唱えるのと同じ功徳が得られるとされる仏具・マニ車をイメージすると、なお良いでしょう。
この時期、相性がいいのは、未(ひつじ)、戌(いぬ)、亥(いのしし)年の人。
距離を置いたほうがいいのは、辰(たつ)と酉(とり)年の人。
吉方位は、南と東。避けたほうがいいのは、北と西。
ラッキーカラーは、ピンクとグレー。避けたほうがいいのは、黒と白色。
卯(うさぎ)年・基本性格
感受性が豊かで、言動に細やかさが宿る人。
頭の回転が早く、話の流れを読んだり、相手の心の内や求めているものを察するのが得意なよう。周囲からは“気遣いの人”として認識されていることでしょう。
思慮深さが際立つ一方、大らかで楽観的な気質も持ち合わせているので、考え過ぎて堂々巡りしたり、神経質な言動に走ることはなさそう。
感情をむきだしにする場面も少なく、佇まいは優美で上品。誰にでも優しく接し、対等に付き合っていこうとします。
また、争い事を好まず、思うところがあってもグッとのみこんで堪える強さも。
感情のコントロール力に長けているうえ、忍耐強くもあるので、どんな環境下でもうまくやっていけるでしょう。
しなやかに生きる人間力の高さがあなたの持ち味といえそうです。
悟明老師(ウーミン ラオシー)
「玄元閣命理」算命師。祖父の代から続く占術家で、一子相伝の奥義を受け継ぐ。占い歴は30年超。台北市の饒河街夜市(饒河街220號の前)での“鳥掛”と呼ばれる鳥占いで人気を博す。現在、夜市では、鳥占いと同じ中華タロットを使った“神人占い”で鑑定中。
文=鷹見紗和子
イラスト=さじきまい