台湾で大人気の文鳥占い(鳥卦)に、東洋の占星術「十二太歳宮理論」に基づく干支の運勢を組み合わせた、悟明老師によるオリジナル占い。全体運、仕事運、財運をお届け!
亥(いのしし)年
2月28日(金)~3月28日(金)の全体運・仕事運
噂話や偽情報に振り回されやすいとき。例えば、あなたに関する良くない話が広まるパターン。逆にあなたがフェイクニュースをSNSで拡散して迷惑をかけたり、真偽不明の話を信じて失敗や損をしてしまう等々、被害者になることもあれば、加害者になることも。
そんな時期ゆえ、信頼できる人物からの情報であっても、必ず自分で裏を取ることが大切です。そうでない他人の発言や情報は、ゴシップ同様、話半分で聞いて取り合わないこと。そして、自分に関する悪い噂は、“そんなの嘘だよね”と思ってもらえるよう、誠実な行動で示す。また、多くを語らないことも肝要です。
仕事面では、口数は少なく、働きは多く。外野の雑音がいかに大きくとも、やるべきことに専念してください。そして、不確かな情報を広めないこと。休憩時間の雑談などはトラブルの元ゆえ、参加しないのが賢明といえそうです。運気が上向くまで、いましばらくは、人付き合いは淡々と、労働は黙々と。ストレスフルで息が詰まりそうになったときは、週末に小旅行に出掛けることでリフレッシュを。
※台湾の占いは旧暦が基本。旧暦と西暦で干支が変わる人もいますが、ここでは西暦での干支でみられるように占っています。
亥(いのしし)年
2月28日(金)~3月28日(金)の財運・開運行動
財運面では、情報戦で惨敗する可能性あり。投資にはまったく向いていません。セールなども、慌てて飛びついて買ったものが、数日後に別のところでもっと安く売られていた……という失敗をしがち。得をしようと欲を出さず、今あるお金を守ることに注力してください。
開運行動は、伝統芸能の鑑賞や講演会への参加。非日常的な会話に触れることで、聴く力、情報を精査する力を磨いてください。
この時期、相性がいいのは、寅(とら)、卯(うさぎ)、未(ひつじ)年の人。
距離を置いたほうがいいのは、巳(へび)と申(さる)年の人。
吉方位は、北と東。避けたほうがいいのは、南と西。
ラッキーカラーは、黒と赤色。避けたほうがいいのは、白と紫色。
亥(いのしし)年・基本性格
何事にも真っ正面から向き合っていく熱い人。
初志貫徹をモットーとし、一度決めたことは、着地点までやり抜く気概と根性の持ち主です。
真面目な性格で、人に対しても、仕事に対しても常に誠実。
当初の約束を果たすのはもちろん“もう少し○○なほうが喜ばれるかも……”と思ったなら、力を尽くし、プラスαのものを差し出すことでしょう。
最善の結果を出すためなら、損得勘定抜きでついつい頑張ってしまうタイプで、サービス残業をいとわない人も多いのでは。
そんなふうに生真面目で熱い人ではありますが、堅苦しい雰囲気はなく、明るく思いやりにあふれ、どちらかというと楽観的。
また、相手の立場を慮った言動ができ、友人のために奔走することもしばしば。
人を信じることができる純粋さをもって、良好な人間関係を築くことでしょう。
悟明老師(ウーミン ラオシー)
「玄元閣命理」算命師。祖父の代から続く占術家で、一子相伝の奥義を受け継ぐ。占い歴は30年超。台北市の饒河街夜市(饒河街220號の前)での“鳥掛”と呼ばれる鳥占いで人気を博す。現在、夜市では、鳥占いと同じ中華タロットを使った“神人占い”で鑑定中。
文=鷹見紗和子
イラスト=さじきまい