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“ただのアーティストではない”  Mrs. GREEN APPLE・大森元貴、NHK朝ドラ出演で期待される“表現力”とは?

  • 2025.3.27
(C)SANKEI

Mrs. GREEN APPLEのフロントマン・大森元貴が2025年、本格的に俳優としての新たな一歩を踏み出す。菊池風磨とのW主演映画『#真相をお話しします』(4月25日公開)では謎めいたキャラクター・鈴木を演じ、連続テレビ小説『あんぱん』では作曲家・いせたくや役で国民的ドラマに初挑戦。音楽で培った表現力が、演技にどう活きてくるのか。彼の新境地に熱い視線が注がれている。

映画初出演『#真相をお話しします』謎の男・鈴木に秘められた可能性

2025年4月25日公開予定の映画『#真相をお話しします』(菊池風磨とのW主演)にて、大森元貴が映画初出演を果たす。彼が演じるのは謎の男・鈴木というキャラクターだ。菊池風磨演じる警備員の桐山とたまたま知り合った鈴木は、話題の暴露系生配信チャンネル「#真相をお話しします」を視聴しながら、次第に物語の重要人物となっていく。

大森自身、今回の映画出演のオファーを受けた際には「戸惑いを隠せなかった」とコメントしている。音楽畑での活動をメインとしてきた彼にとって、俳優としての挑戦は未知の領域だったのかもしれない。

しかし、大森のMVやライブパフォーマンスを見守ってきた本作のプロデューサー・平野隆氏は、大森を「チャーミングなトリックスター」と称した。確かに、大森が魅せるステージ上のパフォーマンスや映像表現は、常に人を惹きつける特別な魅力に溢れている。圧倒的な歌唱力や観客を魅了する表現力が、映画という新たなメディアでも遺憾なく発揮されることが期待される。

共演の菊池風磨もまた、大森の演技に関して「演技経験が浅いとは到底思えないほど自然体で魅力的」と評価。撮影現場でも、大森は菊池を「お兄ちゃんのように頼れる存在」と慕っているようで、安心感を持って演技に臨めたのではないだろうか。音楽界での活動で培われたリズム感や感性が、俳優としての演技にも深みや説得力をもたらすことが想像できる。

朝ドラ『あんぱん』への出演……作曲家役で問われる演技力

さらに注目が集まっているのが、大森が連続テレビ小説『あんぱん』への出演が決まったこと。主演の今田美桜が演じるヒロインとその夫・柳井嵩(北村匠海)を中心に、作家・やなせたかし夫妻をモデルとした物語が描かれるなか、大森は実在した著名な作曲家・いずみたくをモデルにした「いせたくや」を演じる。

ドラマ内では舞台美術を担当する柳井と協力し、有名な楽曲『手のひらを太陽に』の作曲を手がけるなど、重要な役どころとなる。この役は単に演技力を問われるだけでなく、大森のアーティストとしての素養を存分に発揮できるチャンスにも見てとれる。SNSやネット上では、大森の演技力に対する期待と同時に、そのヴィジュアルにも多くの注目が寄せられているようだ。

Mrs. GREEN APPLEが活動を「フェーズ2」と位置づけた際、大森は衣装やメイクなどビジュアル面でも大胆な変化を遂げた。そのため一部のファンからは、「朝ドラではすっぴんに近い状態で演じるのか?」と疑問の声も挙げられている。

しかし、元来彼はMVなどでも自然体な姿を見せており、大きな違和感はないと考えられる。むしろそのギャップが、視聴者を惹きつける要素にもなるだろう。

大森の俳優としての実力は、現段階ではまだ未知数だ。しかし、映画での繊細かつ独特なキャラクター表現、朝ドラでの実在の人物を演じるという挑戦を通じて、彼の新たな魅力が引き出されることは間違いない。俳優業という新しいフィールドにおいても、音楽活動と同様に視聴者を惹きつける表現力を示してくれることが期待されている。

アーティストとして圧倒的な実績を持つ大森元貴が、映画と朝ドラという異なる舞台で俳優としてどのような可能性を開花させるのか、今後の活動が非常に楽しみである。音楽で磨かれた彼の表現力が俳優業でも活きることで、大森自身だけでなく、Mrs. GREEN APPLEの新たなファン層の拡大やエンターテインメント界への刺激にも繋がるはずだ。



ライター:北村有(Kitamura Yuu)
主にドラマや映画のレビュー、役者や監督インタビュー、書評コラムなどを担当するライター。可処分時間はドラマや映画鑑賞、読書に割いている。Twitter:@yuu_uu_