国民的駄菓子といっても過言ではない「うまい棒」。さくっとした歯応えと軽やかな食感が大好きという方も多いのではないでしょうか。
萩原幸也 (@onipro)さんが、「1本10万円のうまい棒を買った」ことをX(旧Twitter)に投稿すると、10万いいねが集まり(2025/3/12時点)、「いや、買うんかーい!」「頼む食べてくれ」と話題になっています。
いったい、どんなうまい棒だったのでしょうか。
気になる投稿が、こちら!
これが噂の10万円「うまい棒げんだいびじゅつ味」か…こんなん一体誰が買うんだよ…あれっ!? pic.twitter.com/vQQ4TzhLsS
— 萩原幸也 ®️ (@onipro) March 7, 2025
「え、1本10万円のうまい棒?!」と思わず二度見してしまいそうですよね。
普段1本15円(かつては10円)のうまい棒が、なんと約7,300倍の価格、110,000円(税込)で販売されています。
こちらは、ニューヨークを拠点に活動されている現代美術家の松山智一さんが、うまい棒の販売元である株式会社やおきんと共同開発して実現させたアート作品なんです。
この「うまい棒現代美術味」、一体どんな味なのか?いや、そもそも食べられるのか?値段の理由も気になりますし、どんな人が買うのかも気になります。
現代美術は、決まった形や作り方があるわけではなく、作品に込められた思いや考え方が大事なアート。このうまい棒も、もしかすると食べること以上に、“私たちの常識を揺さぶる”存在なのかもしれません。
うまい棒、ついに10万円の時代へ
投稿者さんに、詳しくお話を伺いました。
ーーー金額に驚きました!高額なうまい棒を購入しようと思ったきっかけを教えてください。
「特にないです!作家の意図とは別として、私はジョークのような物と受け取ったので、そのジョークに付き合ってみようと思いました。あと、うまい棒が元から好きです」
ーーーXの投稿に対し、多くの反響がありましたが、どのように感じましたか?
「そもそも、おもしろいと話題にもなってましたが、批判も多かった試みですので、一定のネガも覚悟はしてました。でも、私のところには概ね楽しんでくれてる感じのコメントが多かったです。10万いいねにもなりましたし。それと『食べて!』というコメントが多かったですが、食べません」
ーーーやはり皆さんがこちらのうまい棒の味にどれだけ関心があるかが伝わってきます。
「いや、買うんかーい!」「頼む食べてくれ」
この投稿にはさまざまなコメントが寄せられていました。
え、10万円のうまい棒ってマジで誰が買うんだろう…でもアートとして見るならちょっと興味あるかも
開けて食べてこそ現代美術
頼む食べてくれ、そんでもって「うまい棒げんだいびじゅつ味を消化した胃」を現代アートとして飾ってくれ
どんな味がするんだろう…
味しないとか…?
トリュフとか、キャビアとか入ってるんですかね?
現代美術味が、明太マヨ味に近いとかだったら面白い
せめて原材料だけでもわかれば何味か見当つきそうだけど
「10万円のうまい棒」に対する反応を見ると、ユーザーが気になるのはやっぱり「味」ですね。この反応も、実は現代美術ならではの特徴かもしれません。
現代美術は、作品自体だけじゃなく、見る人の感じ方や反応も重要。そのため、「これ、どういうこと?」と感じることも、作品の一部だといえるのかもしれませんね。
取材協力:萩原幸也 (@onipro)さん