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離陸しない『飛行機』 機長が告げた“まさかのアナウンス”に「ダジャレなのか」

  • 2025.3.14
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

旅行や出張などで、多くの方が利用する飛行機。長い距離の移動に便利な飛行機ですが、ときにトラブルが発生することも。

メイド人事みーな(@TCD_mina)さんが、「トラブル続きの機内でクスっとしたこと」をX(旧Twitter)に投稿しました。

いったいどのようなことがあったのでしょうか?

こちらをご覧ください!

飛行機に乗った際、トラブル続きだったという投稿者さん。飛行機に乗る前にもさまざまなことがあったようです。

そしてようやく搭乗できたと思ったら、今度はなかなか離陸できなかったそう。飛行機は安全のために、強い風や濃霧など天候によって離陸できないことがあります。

今回は、滑走路にかなりの鳥がいたといいます。鳥との衝突はバードストライクといい、機体やエンジンの部品が破損するなどの危険性もあるため、離陸せずに待機することも。

そんなときに機内で流れたアナウンスは「鳥を…取り除いて」と、ダジャレのようだったのだとか。トラブル続きのなかで、思わず笑ってしまうようなアナウンスですね。

飛行機に乗る前後に多くのトラブルに見舞われたといいますが、いったいどのようなことがあったのでしょうか。この時の様子について、投稿者さんに詳しくお伺いしました!

2日目にようやく乗れた飛行機

---大変お疲れ様でした…。徳島空港での出来事だったとのことでしたが、飛行機がどのくらい遅れたのかなど詳細を教えて下さい。

「該当のポスト前日に出張先の徳島から東京へ帰路の予定だったのですが、突如発生した濃霧(タクシーの運転手さんによると20年に1度のレベルとのことでした)の影響で、搭乗予定の羽田からの便が視界不良により着陸をすることができず、伊丹空港に着陸することになり欠航となりました」

---そもそも乗るはずだった飛行機が欠航になっていたのですね…。

「保安検査場通過時間を過ぎての出発ギリギリでの欠航決定だったので、振替便の手続きでカウンターに長蛇の列ができ、2時間並んで翌日朝一の便へ変更を行いました」

---2時間も並ぶとは大変でしたね。

「翌朝空港に到着をすると、今度は大雨と強風により、また羽田からの搭乗予定便が到着できないかもしれないというアナウンスがあり、その時点で保安検査場への入場もストップが掛かっていました」

---何と、2日目も同じような状況になっているとは…。

「随時、緊迫した状況で空港内でも『現在、上空で天気の回復を待っています』『着陸体制を試みましたが、やはり風が強いため、10分程度再度上空で待機の上判断をいたします』といった詳細状況のアナウンスが何度もあり、前日の教訓からもう欠航になることを前提にカウンターの前で待機をしていました。しかし、最終便まで既に予約が埋まっており、当日中に帰宅できるかも絶望的な状況で、周りでは高速バスで神戸まで移動し、新幹線で東京に戻るという対応を検討している方もおりました」

---それは大変な状況でしたね。その後、無事に飛行機が着陸したのでしょうか?

「結局、当初の出発時間より1時間後に敏腕機長さんのお陰で奇跡的に着陸し、我々が飛行機に搭乗できたのは予定時刻よりも1時間半後のことでした」

---飛行機に乗れたとき、周りの方たちはどのような様子でしたか?

「やっとの思いで飛行機に乗れたので、周りの乗客も皆安堵している様子で、遅延によって特に苛立った雰囲気はありませんでした」

---そんなときに、「鳥を取り除く」とのアナウンスがあったのでしょうか?

「ただ、待てども待てども離陸しない。また天候が荒れてきたのかな…?と心の中で考えていたところ、機長さんより直接『本日は、皆様の空の旅に遅れが生じてしまい大変申し訳ございません。雨風は少しずつ弱まってきており、現在燃料の補充など離陸準備はすべて完了しておりますが、滑走路先に…その…鳥ですね。見たこともない数の鳥の群れがおりまして、安全に離陸ができない状況でございます。早急に鳥を取り除く…フフ…鳥を取り除いたのちに離陸いたしますので、もうしばらくお待ちください』と機内アナウンスがありました」

---機長さんもダジャレのような言葉に少し笑ってしまったのですね。アナウンスへの反応はいかがでしたか?

「機内でも『今のは遅延している我々の心を穏やかにさせるためのジョーク?』と、一瞬ざわざわとざわめきが起きたのちに、皆さん和やかにくすくすと笑い声がところどころで聞こえておりました」

---和やかな雰囲気だったのですね。その後、無事に飛行機は離陸できたのでしょうか?

「その後、悪天候により飛行中大きく揺れることもありましたが、2時間遅れで無事に東京まで戻ることができました。連日大変な状況ではありましたが、乗客の安全を第一に最後まで真摯に対応をしてくださった空港スタッフの皆様と、機内のスタッフの方々には感謝の気持ちでいっぱいです。このようなトラブルも旅の醍醐味だと思っているので、良い出張のお土産話を持ち帰ることができました」

---大変だったかと思いますが、トラブルも旅の醍醐味との考え方、素敵です!

「旅にトラブルはつきもの」とはいいますが、かなり大変な2日間になったようです。そんななかでも、最後は「良い出張のお土産話」と無事に帰ることができてよかったですね。



取材協力:メイド人事みーな(@TCD_mina)さん