歌は人の記憶に鮮明に残りますよね。時代に合ったものが流行し、その年を彩り、当時の記憶を呼び覚ましてくれます。歌のジャンルの中でも“演歌”は長年、日本の歌として定着しており愛され続けています。演歌歌手の歌声は人の心に響く温かさを感じませんか?
そこで今回は「国民的スターだと思う歴代の女性演歌歌手」についてのアンケートを実施しました。人々の心を震わせる歌声を持つ女性演歌歌手トップ3を発表していきます。
第3位:小林幸子(41票)
第3位は長年愛され続けている演歌歌手、小林幸子さんです。小林さんは10代で演歌歌手としてデビュー、紅白歌合戦には33回連続出場という伝説を作り出しています。代表曲の『おもいで酒』は長年歌い継がれている名曲で、200万枚以上のヒットとなった作品です。もちろん演歌歌手としての歌声も素晴らしいのですが、小林さんといえば紅白のド派手な衣装と、気さくで飾らない人柄。バラエティにも多く出演し、その場を明るく楽しい雰囲気にしています。そのため演歌の好きなアッパー世代だけでなく、若い年代からも支持され、幅広い年代の人に愛されている、まさに国民的スター演歌歌手です!
アンケートでは「さっちゃんかわいい」「唯一知っている演歌歌手」という声が若い世代から多く寄せられていました。
誰もが知っている曲を多く持っているので、国民的スターだと思います(35歳/女性)
CMソングに使用された歌も歌っているから。 演歌はもちろん歌謡曲も歌っている印象がある。(36歳/女性)
紅白でのド派手な衣装や国民的アニメの曲を歌ったりと若い世代からの人気もある(33歳/女性)
第2位:美空ひばり(46票)
第2位は“昭和の伝説の歌姫”と呼ばれていた美空ひばりさんです。美空さんの歌声は“七色の声”といわれており、重低音から高音まで一曲の中でガラっと変化するのが最大の特徴でした。さらに強弱、抑揚も強くつけるため、歌が物語のように聞こえ、感情移入しやすいのです。独特な歌声で老若男女問わず多くの人に愛され、1980年代にヒットした『川の流れのように』は今も名曲として歌い継がれています。美空さんは東京ドームでの“不死鳥コンサート”の時には病を患っており、それでも歌い続け52歳という若さでこの世を去りました。終戦直後から歌で日本に元気と勇気を与え続けた、まさに伝説の国民的スターといえるのではないでしょうか。
アンケートでは「演歌歌手の枠を超える日本のスター」「昭和の歌手は美空ひばり」と唯一無二の存在感を物語る意見が多く寄せられています。
歌唱力がずば抜けておりいまだに歌い継がれてる(48歳/男性)
昭和を代表する国民的スターのイメージはいつまでも変わらないから(50歳/女性)
彼女のような歌声はもう存在しないのだろう。(53歳/男性)
第1位:石川さゆり(114票)
堂々の第1位は、100票越えの圧倒的票数で石川さゆりさんです。石川さんといえば代表曲『津軽海峡・冬景色』『天城越え』ですよね。石川さんが19歳の時に『津軽海峡・冬景色』を歌い大ヒット。その年からNHKの紅白歌合戦に出場し、現時点で紅組歴代トップの出場数を誇っているレジェンドです。歌に情がこもっていて聞きながら涙する人も多いとか。石川さんが国民に愛される理由は歌声のほかにその人柄があります。能登半島地震の被災地へ何度も足を運び、現地の人に歌で気力を与え、復興応援特命大使に就任、紅白歌合戦でも『能登半島』という歌を披露しています。この行動は被災地の多くの人に勇気を与えたとのこと。このような人柄が歌声に乗り、愛される演歌歌手として活躍し続けているのでしょうね。
アンケートでは「紅白紅組のレジェンド」「女性の演歌歌手のドン」など、まさに国民的スターを物語る声が多く届いていました。
紅白常連で演歌の女王の貫禄があるから(59歳/男性)
いつ聞いても、歌に感情がこもって上手で、感動するから(39歳/女性)
長年、日本の演歌界を勝ち取ってきたレジェンドだと思うから。天城越えなど名曲好きで、とても印象に残っているから。(36歳/男性)
国民的スターだと思う歴代の女性演歌歌手はほかにも!
惜しくもトップ3を逃したものの票数の多かった「国民的スターだと思う歴代の女性演歌歌手」を紹介します。
坂本冬美(38票)
紅白でのド派手な衣装や国民的アニメの曲を歌ったりと若い世代からの人気もある(33歳/女性)
天童よしみ(26票)
歌がすごいのはもちろんの事、親しみやすい明るいキャラクターでCMやグッズにもなっているから(39歳/女性)
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調査方法:インターネットサービスによる任意回答(自由回答式)
調査実施日:2025年3月5日~2025年3月6日
調査対象:全国の20代~60代
有効回答数:300名