今回は言葉の意味に注意しなければならない文章問題に挑戦です。自分で式を立てなければいけないので、計算問題と比べると文章問題の方が難しい傾向にあります。きちんと意味を考えて落ち着いて式を立てていきましょう。
問題
次の問いに答えなさい。
40を半分に割って30を足した数はいくつか。
しっかりイメージしなければ間違えてしまいます。
解説
この問題の答えは「50」です。
32となってしまった方は、問題文をしっかりと読み直してみてください。
今回のポイントは、「40を半分に割って」という部分を正しく処理できるかどうかにあります。40の半分なので、「40÷2」を式に組み込まなければいけません。
こちらが正しい式になります。
40÷2+30
=20+30
=50
文章の意味を捉え間違えてしまうと
40÷20+30
=2+30
=32
となるので注意が必要です。
これは、「40を半分に割って」ではなく、「40を半分で割って」というように捉えてしまったために起きやすい間違い方です。
まとめ
文章問題では式を立てるのが最も難しいところですが、そこさえ乗り越えられれば簡単に問題を解くことができます。
今回ポイントだった「に」や「で」は日本語では助詞と呼ばれるものですが、これにより数字も大きく変わってくるので注意が必要ですね。
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。