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「自律神経を整える」疲れがたまったときほど動こう! 小林弘幸『自律神経の名医が教える究極の休み方』

  • 2025.2.26

きちんと休むためには、自律神経を整えることが先決。自律神経の名医といわれる、小林弘幸順天堂大学教授の著書『自律神経の名医が教える究極の休み方』から、心と体の休め方をご紹介! 今回は休日や毎朝取り入れたい習慣について手早く学びましょう。


自律神経が整う、休日の過ごし方

疲れがたまったときほど 動くようにする

一週間の疲れがたまった週末。何もせずに、ほぼ一日中ダラダラと寝て過ごしてしまったなんて経験は多くの人にあるはず。~中略~
とはいえ、何もせずにダラダラと過ごしても、「昼間もたっぷり寝たのに、週明けも体がダルい」などと感じて、結局疲れは少しも取れなかったという経験はないでしょうか。
たまった疲れから回復しようと思ったときに、何もせずに寝て過ごすというのは適切な休み方ではないのです。
自律神経のバランスを整えると、疲れからの回復が早まります。交感神経は日中、副交感神経は深夜に活性化のピークを迎えるので、日中に寝て過ごすと自律神経が乱れて疲れが抜けにくくなってしまうのです。

疲れがたまりがちな週末でも、思い切っていつもの平日と同じような生活リズムで過ごしてみましょう。もちろん、仕事などをする必要はありません。~中略~
やりたかったことをしっかりとやることで、心身ともにリフレッシュすることができて疲労回復に役立ちます。
効率的に疲れを取るためには、平日の仕事や買い物などから帰宅した際の過ごし方も重要です。「疲れた~」と、ほんの少しだけひと休みするつもりでソファに腰を下ろすと、座った途端に疲労感がドッと押し寄せてきて何もできなくなってしまいます。
ソファに腰を下ろすと、体を活動モードにする交感神経がオフになり、休・回復モードの副交感神経が活発になります。そのため、行動を起こすのが難しくなってしまうのです。帰宅後すぐにはソファに座らないようにしてください。~中略~

やるべきことを終わらせていないと、「持ち帰った仕事があるのに手をつけていない」などと気になってしまって、しっかりと心身を休めることができません。
ソファで休憩せずにそのまま動いてやるべきことをやったほうが、ゆっくり休めて疲労感を抑えられるのです。(『自律神経の名医が教える究極の休み方』 第1章 いつも体に休みをもたらす行動習慣01より)

ダラダラ過ごして疲れが抜けないまま月曜日に突入した経験はありませんか? 自律神経を整えるには、交感神経と副交感神経のリズムが狂わないよう、休日でも日中は身体を動かした方がベターなようです。

いい一日のために朝は 必ずカーテンを開ける

理想的な自律神経のリズムは、昼間は交感神経が働いてしっかりと活動し、夜は副交感神経が働いて自然と眠くなり、翌朝になるとまた交感神経によって体が動き出すというものです。~中略~
このリズムをコントロールする機能が体内時計です。人間の細胞には時計遺伝子が組み込まれていて、時計遺伝子によって体内時計が管理されています。
しかし、実は体内時計は24時間よりも少し長く設定されているのです。
体内時計を意識してリセットしないと、実際の時間と体内時計のズレが大きくなっていき、心身の不調につながってしまうかもしれません。

体内時計をリセットするためのいい方法は、朝日を浴びることです。目が覚めたらカーテンを開けて朝日を浴びてください。朝日を浴びると交感神経がスムーズに働きはじめ、体内時計もリセットされて正常に動き出します。気持ちも前向きになって、一日を快適にスタートさせることができるのです。(『自律神経の名医が教える究極の休み方』 第1 章 いつも体に休みをもたらす行動習慣02より)

朝日をしっかりと浴びることで、体内時計のズレをリセット。目覚めたことを体が意識できると、自律神経が整いやすくなり、快適な1日を過ごせます。電動で開くカーテンなどもあるので取り入れたい!


書籍紹介

『自律神経の名医が教える究極の休み方』

順天堂大学医学部教授 小林弘幸

自律神経を整えることで、疲れやだるさから解放され、活力に満ちた毎日を。自律神経の名医・小林弘幸教授が女性のために提案する究極の休み方を解説。
第1章 いつも体に休みをもたらす行動習慣、第2章 日常に安らぎを与えるマインドセット、第3章 休憩を取るための究極の食事術、第4章 休憩につながる究極の運動&マッサージ、第5章 人間関係で疲れたときに心を休める方法、第6章 ベストコンディションをつくる休日の過ごし方の全6章。自律神経を整えることできちんと心身を休ませて元気に! 単行本1650円、Kindle版(宝島社)

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