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「乾燥気味ですね」美容師のひと言で気付いた40代の危機。アドバイスを実践したら肌も心も変化

  • 2025.2.26

若いころはあぶら取り紙で吸わせるくらい脂性肌だった私。だから乾燥肌とは無縁だと思っていたのです。しかしある日、美容師さんの放ったひと言でいつの間にか乾燥肌になっていたことに気が付きました。最初は焦って保湿できる化粧品を探したのですが、これだと思う化粧品が見つかるより前に食生活を変えたら、乾燥肌が見事改善! その食生活の詳細についてお伝えします。

美容師さんのひと言で肌の乾燥に気付く!

私が初めて自分の乾燥肌を意識したのは、美容室でヘッドスパを受けたときでした。施術が終わった後に担当の美容師さんから「お肌が乾燥気味ですね」と言われたのです。美容師さんはヘッドスパをしているときに、私のおでこを見て肌が乾燥していると気付いたそうです。

予想もしなかったご指摘に大ショック! そのときは美容師さんにスプレータイプの美容液を顔に吹きかけてもらいましたが、衝撃のひと言に心臓がバクバクしてしまいました。

たしかに40歳を過ぎたころから、おでこに細かいシワが寄りやすくなったかもしれません。それに肌のツヤも消えてきたなと美容室から家に帰る途中で思い返していました。「化粧水やクリームを保湿タイプのものに替えなきゃ!」と大焦りで、ネットで検索しました。

検索しながらふと思い出したのが、帰り際に美容師さんがくれた「お肉をどんどん食べてください」というアドバイス。試しに「乾燥肌 お肉」と検索をかけると、乾燥肌に効く食べ物として肉、魚、卵、大豆製品などたんぱく質の食材が出てきました

そして、以前知人からもらった本を引っ張り出し、さらに調べてみることにしました。

足りていなかったたんぱく質

たんぱく質が乾燥肌対策に良いとわかり、普段のたんぱく質摂取量を把握するため、ある日のメニューを書き出してみました。

朝:パン・コーヒー・ヨーグルト

昼:ソース焼きそば

おやつ:クッキー・コーヒー

夕:カレーライス、サラダ

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、18歳以上の女性の推奨量は1日50gとのこと。この日、私が摂取したたんぱく質量を計算してみると約47g。たんぱく質をあまりとらない日もあるので、普段の食事ではたんぱく質が足りていないことがわかりました

そこで、たんぱく質を意識した食事にシフト。パンの朝食のときにはゆで卵、サラダチキンを。ご飯の朝食のときには、焼き鮭や照り焼きチキンに豚汁を食べるようにしました。おやつには、通常のヨーグルトよりもたんぱく質の多いギリシャヨーグルトをチョイス。昼食や夕飯でも肉や魚、納豆や豆腐を食べるようにして、たんぱく質を摂取するよう心がけました。

たんぱく質を多くとることを意識した結果

ただ1つ気がかりなことが……。それは食費です。肉や魚を買う機会も食べる量も増えたので、食費が膨らむのではないかと心配でした。しかし確認してみると、あまり家計に変化はなく、1,000円から2,000円増えているかどうか程度でした。クッキーやパンを食べる量が自然と減っていたのもあるかもしれません。たんぱく質を摂取すると腹持ちが良くなるのか、小腹が減って間食することもなくなったのです。

そして、半月くらいで顔色が徐々に明るくなってきました。6カ月経過すると、細かいシワはまだあるものの、遠目なら細かいシワが気にならないくらいに改善されてきました。肌が潤ってきたのか、ツヤが出て以前よりもしっとりしていると感じました

また、乾燥肌の改善以外にもうれしいことが! それまではイライラ、カリカリしていた私ですが、なんだか心も落ち着いたようです。あれ? 今までどうしてあんなことで怒っていたのだろう?と思い返すことが増えていました。肉や魚などを口に入れてよくかんでいると、なんだか満たされたような気持ちいっぱいになります。食べるときに「幸せ~」と感じることが多くなりました。

まとめ

乾燥肌対策のため、たんぱく質をしっかりとることが必要と知ったときは「朝からお肉?」と思いましたが、よく考えたら魚や豆腐、納豆もたんぱく質。そして、豚汁やサラダチキンなどなら朝から無理なく食べられます。

私の乾燥肌解消のために家族を巻き込む形になりましたが、子どもは肉や魚が好きなので嫌がりませんでしたし、皆むしろ歓迎ムードだったので、そこはありがたかったです。乾燥肌と心の安定のために、このままたんぱく質を意識して摂取する食生活を続けていこうと思います。

【駒形先生からアドバイス】

たんぱく質は胃腸の弱い人が朝から摂取すると、かえって肌の乾燥が悪化する場合もあります。肌の乾燥を感じたら、とり過ぎないように注意しましょう。また、たんぱく質と糖質が体内で余ると糖化の原因にもなるので、無理に食事でとろうとせず、サプリを活用するのもおすすめです。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:岡部 ひとみ/40代女性・主婦。「女は40を過ぎて初めておもしろくなる」というココ・シャネルの言葉が大好きな男の子3人のシングルマザー。書くこと、食べること、写真を撮ることが大好き!

イラスト/サトウユカ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています


監修者:医師 こまがた医院院長 駒形依子 先生

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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