絶縁状態だったのになぜ？ 急に態度を豹変させた義母に「そんなことだと思ったわ、、、」軽蔑した理由

筆者の友人・E香は、母一人子一人の家庭で育ちました。E香は自分を育てるために一生懸命だった母親が大好きで、大人になったらたくさん親孝行をしたいと思っていたとか。しかし、結婚したE香は実家のことで義母から嫌がらせを受けてしまいます。

お葬式

私は母一人子一人の家庭で育ちました。
母は私のことを一生懸命育ててくれましたが、義母からは実家の経済力がないことでさんざん嫌がらせを受けていました。

最初の頃は我慢をしていたのですが、急に他界した母親のお葬式で、義母は「こんなちんけなお葬式しか出せないなんて、情けない人生だったのね～。」と言ったのです。
私はあまりにも腹が立ち、夫に「あんな人と関わり合いたくない！」と離婚を申し出ましたが、夫が理解を示してくれて、義実家とは絶縁することになりました。

義母の来訪

それから5年ほど経った頃、いきなり義母が我が家にやってきて、インターフォンから猫なで声で「元気～？」と話しかけてきました。
ちょうど一人だった私が「何ですか？」と聞くと、「ちょっといいかしら？」と無理やり家に入ってきたのです。

義母は妙ににこやかで、手土産に私の好きなケーキを持ってきたほどでした。
私は気味が悪くなり「お義母さんとお話することは何もないんですけど。」と言うと、義母はいきなり「謝ろうと思って。」と言ったのです。

今までのことをきちんと謝るので水に流してほしい、これからは以前のようなお付き合いではなく、家族としてのお付き合いがしたいと言われたのですが、にわかに信じがたかった私は「Yさん（夫）と相談します。」と言い、一旦は帰ってもらうことにしました。

魂胆

夫が帰宅後に義母の話をすると、夫は鼻で笑ってこう言いました。
「あ、それさぁ、たぶんばあちゃんが介護状態になったからじゃない？ この間姉貴から連絡があって、ばあちゃんが実家で同居することになったって。」

夫は「俺、結婚するときにE香（私）が介護施設で働いてるって言ったから、E香にばあちゃんの介護を押し付けようとしたんじゃないの？」と一言。
その後、義母は何度も連絡をしてきましたが、夫が「うちを巻き込むな！」とシャットアウトしてくれたのです。

あまりの自分勝手さに、私は今後もお付き合いはしないと心に決めました。
夫も「そんな都合の良い話はないよ。」と呆れ果てています。

【体験者：30代女性・会社員、回答時期：2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。