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ZARDに縁あるゲストが登場! 楽曲制作秘話、坂井泉水の人柄についても語られた『山本彩のオールナイトニッポンGOLD~ZARD35周年スペシャル~』

  • 2025.2.25

ニッポン放送で特別番組『山本彩のオールナイトニッポンGOLD~ZARD35周年スペシャル~』が2月24日(月・祝)に放送された。シンガーソングライターとして活躍する山本彩がパーソナリティを担当し、ZARDファンのチャンカワイ(Wエンジン)、ZARDのトリビュートバンド・SARD UNDERGROUNDの神野友亜らをゲストに迎え、ZARDについて語りつくした。

『山本彩のオールナイトニッポンGOLD~ZARD35周年スペシャル~』

毎週月曜のこの時間は森山良子による『オールナイトニッポンMUSIC10』が放送されているということで、オープニングトークで「森山さんからの私って……ちょっと大丈夫かな?」と不安を打ち明けた山本。加えて『オールナイトニッポン』のパーソナリティを務めるのは、NMB48を卒業する際に放送した2018年『NMB48山本彩のオールナイトニッポン』ぶり。しかし、「6年前ということで、今『ビタースウィート・サンバ』を聴いてテンションが上がっております! そんなワクワクをお届けできたら」と笑顔で意気込み、番組がスタートした。

そんな山本が6年ぶりにパーソナリティを担当する同番組は、デビュー35周年を迎えるZARDの名曲・名演の数々を高品質CDとBlu-rayで楽しめる隔週刊マガジン「ZARD プレミアム ディスク・コレクション」が2月12日(水)にアシェット・コレクションズ・ジャパンから創刊されることを記念して放送。

山本はZARDとも縁があり、ZARD 30周年を記念して5年前に放送された『ZARDよ 永遠なれ 坂井泉水の歌はこう生まれた』(NHK BS プレミアム)でナレーションを担当。「また35周年という節目のタイミングで、お仕事で携われたことは本当に光栄に思います」と喜び、「ZARDを愛する皆さんにとって、特別な時間をお届けできたら。ぜひお付き合いいただけると嬉しいです」と呼びかけた。

『山本彩のオールナイトニッポンGOLD~ZARD35周年スペシャル~』

「ZARDがデビューした1991年はどんな年だった?」というテーマでトークを繰り広げた後は、さっそく1人目のゲスト・チャンカワイを迎える。チャンも『ZARDよ 永遠なれ 坂井泉水の歌はこう生まれた』へVTR出演するほどのZARDファンで、ZARDのことを「先生」と呼ぶほど。理由は「学生の頃に、女心を知るためにZARDの歌詞カードを読んで、女心を学んでいたから」だそう。

チャンとZARDの出会いはドラマ『白鳥麗子でございます!』のエンディング「負けないで」。メディアへの出演が極端に少なかったZARDだが、関西の『おはよう朝日です』という番組に出演しており、「(その情報を)回し合いっこしていました」と、ネットが普及していなかった当時、どうやってZARDのファン活動をしていたかを振り返った。

また「ZARD プレミアム ディスク・コレクション」はすでに視聴済みらしく、創刊号に収録されている付録7曲の1曲目が、先ほどチャンの上げた「負けないで」だが、「この曲は応援歌派かラブソング派かに分かれるのですが、僕は断然ラブソング派」と言うチャンは、学生時代に読み込んだ歌詞から“恋する女心”を読み取ったと熱弁。その歌詞に再び触れるべく「ZARD プレミアム ディスク・コレクション」の歌詞カードを開くと、坂井が直筆で書き込んだ歌詞が現れ「これZARD展でしか見れないやつやー!」とさらにテンションを上げていた。

ここからは、数多くのZARDの曲を手がけたレコーディング&マスタリングのエンジニア「BIRDMAN MASTERING」代表の島田勝弘を招き、さらにZARDのデビュー前から一緒に制作を行っていたという音楽制作ディレクターの寺尾広も電話出演し、ZARDの楽曲について聞いていくことに。今回発売されたベスト盤『ZARD Best Request 〜35th Anniversary〜』の制作について聞いていく中で、「揺れる想い」の制作秘話なども語られた。

『山本彩のオールナイトニッポンGOLD~ZARD35周年スペシャル~』

23時からは神野友亜(SARD UNDERGROUND)をゲストに迎えてトークを展開。もちろん神野もZARDのファンで、「今の事務所に入ってから先輩方の楽曲を聴く中で、ZARDさんの魅力にどっぷりハマってしまいました。それをZARDのプロデューサーだった長戸大幸さんに見つけてもらって、声をかけてもらいました」とトリビュートすることとなった経緯を明かした。

「坂井さんの歌詞は“あなた”を大切にしているので、世界観に入りやすい。歌っていると“大切にされている”と錯覚しちゃいます」と、歌いながら感じられるZARDの楽曲の魅力も語った神野。「ZARD プレミアム ディスク・コレクション」の中に「ZARDミュージアム」という企画があり、坂井がこだわって使っていた「キューBOX」(※レコーディングの際、自分の声の音を手元で調節できる機械のこと)にまつわるエピソードが載っていたことに触れ「坂井さんは耳に響く音が苦手だとおっしゃっていたそうですが、私は逆に、耳にガツンと来る方が好き」など、山本とレコーディング方法の違いなどの話題で盛り上がった。

ここで、ZARDのデビューからCDのジャケットなどほぼすべてのアートワークを担当したアートディレクターでデザイナーの鈴木謙一もゲスト出演。印象的なジャケットが多いZARDのCDだが、「ZARDは基本的に、ジャケットごとの撮影はない」とのこと。「坂井さんはカメラを向けられて撮られるより、レコーディングスタジオで何気なく歌詞を見ている表情など、自然な姿が素敵な方。(プロデューサーからも)“自然な状態を撮っておいてほしい”と毎回リクエストをいただいていました」とZARDならではのジャケット撮影を振り返った。

「ほとんど私服だった」「メイクもほとんどしなかった」など、着飾らない自然体が魅力の坂井 。山本と神野は「それなのにあの神々しさはすごいよね」「私なんかは、レコーディングの時は気の抜けた格好をしているのに」と、楽曲だけでない坂井自身の魅力についても尊敬の念を示した。

さらに、大阪レコーディングやZARD唯一の全国ライブツアーとなった2004年に現場マネージャーを担当していた野口麻由も電話で出演。一番近いところで坂井を見ていた野口に彼女の印象を聞くと、「ZARDのイメージ通りの儚く美しい女性で、優しくて、人への気遣いがスタッフより上回っていました」「自身の発する言葉の影響力を自覚していて、言葉を選びつつも、伝えたいことを伝えていました」と貴重な話が飛び出した。

『山本彩のオールナイトニッポンGOLD~ZARD35周年スペシャル~』

なおこの日、ファンのウェブ投票で選ばれた35曲が収録された『ZARD Best Request ~35th Anniversary~』の中から、ゲストやリスナーがリクエストした楽曲がコーナー間に流れた。「心を開いて」「負けないで」「マイ フレンド」などZARDを代表する名曲を聴いたり、また有識者から話を聞いて、山本は「お話1つ1つがどれも濃くって、私も一緒に時代を過ごしてきたような気分になる時間でした」と感想を語り、改めて「『ZARD プレミアム ディスク・コレクション』はどれも隅々まで楽しめる内容になっています」とアピールしていた。

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