ウェブカタログギフトサービス「オフィスギフト」を運営するウェブギフト(東京都豊島区)が、息子をもつ親を対象とした「息子の結婚相手」に関する調査を実施。その結果を発表しました。
「わが子がイバラの道を進もうとしているのを…」
調査は2024年12月27日から2025年1月9日、息子をもつ30〜70代の親を対象に実施。293人から有効回答を得ています。
全回答者に「息子の結婚相手として反対したくなる女性の特徴」を聞いた結果(複数回答)、トップとなったのは「常識や礼儀がない」(259人)でした。常識や礼儀が、円満な家庭を築くための最も大切な要素として捉えられていることがうかがえます。
もし理想と違う結婚相手が来た場合の対応として「息子が選んだ相手なら多少気に入らなくても認めるべきだと思うか」についても聞くと、54.9%が「はい(認めるべき)」と回答。「どちらともいえない」(40.6%)、「いいえ(認めない)」(4.4%)を上回ったものの、どんな相手であっても息子の選択を尊重したい親心と、将来を案じる親心とのせめぎあいがうかがえる結果となりました。
では実際、息子から「結婚に反対したくなるような女性」を結婚相手として紹介された場合、親側はどのような対応をするのでしょうか。
「いいえ(認めない)」「どちらとも言えない」と答えた人(計128人)に、「息子が気に入らない女性を連れてきた場合、どのように対応するか」を聞いた結果、トップとなったのは「息子と話し合う」(69人)でした。
回答者からは「まず、同棲(どうせい)をしてみてお互いを知った上で結婚しなさいと息子に伝えると思う。実際に、私の旦那が貯金できない人だったから(40代母親)」「どのくらいの覚悟をもっているのか確認したいから(30代母親)」「やはりわが子がイバラの道を進もうとしているのを黙って見過ごすわけにはいかないので、長く生きてきた人間の勘や経験から、今後問題が発生する可能性について本人に伝えて、本人がどのように考えているのかも尋ねてみる必要があるから(50代母親)」など、息子に話を聞こうとする親の姿や、自身の苦労を子に繰り返させまいと、自らの経験を赤裸々に語る声が寄せられました。
次いで「返事をせず様子を見る」(28人)、「反対の意思を伝える」(15人)と続く結果に。「その人と息子との関係をじっくりと観察して、本当に良い関係を築けていると感じれば許可をすると思う(30代母親)」「少し見ただけでは内面的な部分まで分からないと思うので、様子を見ます(70代父親)」「反対の意思を伝えた上で、それでも押し切って結婚するか、改善していく気があるのか、本人たちに考え直してほしい(40代母親)」「息子もまだ未熟だったり世間知らずなところがあるため、親が反対する理由や意思はきちんと伝えます(40代母親)」「あとになって後悔しないために、自分の思いは伝える(60代父親)」といった生々しい本音が集まったということです。
調査結果を受けて、同社は「わが子の将来を誰よりも心配する親だからこそ、反対の理由をきちんと伝えたいと考える人もいます。現実的な助言をしつつ、最終的な決断は本人に委ねる親の責任が感じられます」とコメントを寄せています。
息子をもつ親の皆さん、もし自分の息子から「結婚に反対したくなるような女性」を結婚相手として紹介されたら、どうしますか……?
オトナンサー編集部