「ノジマTリーグ 2024-2025シーズン」が24日、千葉県の船橋アリーナにて行われ、木下アビエル神奈川は日本生命レッドエルフと対戦。マッチカウント1ー3で敗れた。
■KA神奈川は1勝2敗で3連戦を終える
張本美和はベスト8入りした「ITTF-ATTUアジアカップ2025」が行われていた中国から昨夜帰国したばかりでこの日の朝に寮から駆け付けた。
第3マッチで早速起用されたなか、鄭怡静相手に第1ゲーム終盤に点数を重ねられ9-11で落とすと、第2ゲームではサービスエースも決まるなど中盤以降圧倒し11-5で取り返す。
しかし、台湾のエースがここから粘り強さを発揮し、張本美のレシーブやサービスに対応。第3ゲームを9-11、第4ゲームを8-11でそれぞれ落とし、今年1月4日の対戦に続き連敗を喫した。
張本美は試合後に「1、3ゲーム目は9-9から相手のサーブの2本で取れなかったので、そこが反省点としては大きい」と終盤の接戦をものにできなかったことを悔やみ、中澤鋭監督も「(1、3ゲーム目で)ほとんどリードしていても最後の大事なところのボールに対して、完全に有利になっていないにところに自分が仕掛けていって凡ミスになることが多かった」と敗因を分析した。
今季途中に日本生命に加入した鄭怡静は、世界ランキングで12位につけており、33歳を迎えた今も女子卓球界のトップで戦っている。
張本美は台湾のエースについて「強みとしてはフォアハンドが強く、バックも強いけれどフォアもバックがより強い選手」と粘りを発揮したバックの強さを特徴として挙げ、「プラスで回り込みのフォアも強いところが特徴で、バランスがよくて強い選手だなと思います」と戦った印象を明かした。
KA神奈川はこの日の敗戦で15勝6敗で勝ち点は「54」。3連戦を1勝2敗で終えて、プレーオフ進出決定は次戦以降に持ち越しとなった。