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新しい日本文化に出会える「REVALUE NIPPON PROJECT展 中田英寿が出会った日本工芸」へ行ってきました

  • 2016.4.14
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日本が長い歴史の中で受け継いできた伝統的な工芸、文化や技術の価値や可能性を再発見し、普及する活動「REVALUE NIPPON PROJECT(リバリューニッポンプロジェクト)」。元サッカー日本代表の中田英寿氏が代表理事を務めるこのプロジェクトで生まれた作品を展示する展覧会が4月9日から6月5日までパナソニック 汐留ミュージアムで開催中です。

活動のきっかけとなった海外での経験

中田英寿氏が現役引退後に世界各地を旅したとき、現地の人から聞かれたことはサッカーの次に「日本の文化」についてだったそうです。

「日本のことをもっと知っておくべきだ」。そう思いたって「暮らしに根付くものを作る人たちに会いに行く」ことをテーマに旅を開始。2009年から6年半かけて47都道府県を訪ねました。

行く先々で工芸家や職人の手仕事に触れ、その技術の高さやプロ意識に感銘を受ける一方で、作品がなかなか売れなかったり後継者不足だったりとういう現実も見えてきました。

そこで、日本の工芸をより多くの人に知ってもらう機会作りとして生まれたのが「REVALUE NIPPON PROJECT」です。

アドバイザリーボードと職人がコラボして伝統工芸を再編集

このプロジェクトは、年ごとに工芸の素材を一つ選び、2010年から「陶磁器」「和紙」「竹」「型紙」「漆」という5つのテーマで作品を制作してきました。

大きな特徴として、「アドバイザリーボード」とよばれる批評家やクリエーターなどの専門家らが、工芸家とアーティストやデザイナーといった共同制作者を選び、チームを結成。それぞれのテーマに沿って自由な発想で作品を制作していきます。

また、完成した作品は、その年のチャリティー・ガラで披露され、一部は会場でのオークションや販売を行って、その収益金を翌年の活動費に充て、プロジェクトを継続してきました。

圧巻。体長2メートルある張り子のシロクマ

会場入り口すぐにある「UFO鍋」の奥で待ち受けているのは、体長2メートルもあるシロクマです。和紙を用いた張り子で、毛並だけでなく目や鼻まで忠実に再現しています。

和紙で立体作品を作りたいけれど、ダルマや赤べこなどでは新しさがないと悩んでいたアドバイザリーボードが、コラボレーターの事務所に行った際、実物大のシロクマのオブジェを見てひらめいたのだそう。

工芸家がふだん手がけている10センチ程度の作品よりはるかに大きなものを作るため、持てる技術を駆使した挑戦作です。

少し先に進むと見えてくるのが、紫色のシャンデリア「Infinite Shadow」。細い竹でできた本体と、竹で編んだ球体のランプシェードからなり、素材には真竹(まだけ)が使われています。中田英寿氏の発想のもと、森田恭通氏がデザインし、繊細な竹の技術を持つ竹藝家・中臣一氏が制作。

このほかにも、プロジェクトで誕生した作品を30点以上展示。伝統から未来をつくる、工芸家とクリエーターがコラボした新しい「ニッポンの美」への挑戦。その技術の高さと美しい作品を見に出かけてみませんか。

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