ゆでてつぶしたカリフラワーにご飯を加えベシャメルソースとチーズをのせて焼くドリア。茶碗1杯のご飯で4人分ができるからたくさん食べても罪悪感は少なめ(かも)。ソースとなじんだご飯が優しいおいしさ。料理研究家の中川たまさんに、日常ごはんを教えてもらいました。
■“カリフラワーのドリア”のつくり方
◇材料 (4人分)
カリフラワー:1個分(小房に分ける)
イタリアンパセリ:2〜3本
塩:ひとつまみ
冷やご飯:茶碗1杯
バター:10g
シュレッドチーズ:適量
★ 【ベシャメルソース】:
・ バター:30g
・ 小麦粉:30g
・ 牛乳:2カップ
・ 塩:ひとつまみ
・ 胡椒:少々
(1)カリフラワーをゆでる
鍋にカリフラワーとひたひたの水、パセリ、塩を加え中火にかける。沸いたら火を弱め、カリフラワーが簡単につぶれるくらいまでゆでる。
(2)カリフラワーをつぶす
パセリを取り除き、カリフラワーを木ベラで粗くつぶす。ご飯とバターを加えて混ぜ合わせる。
(3)ベシャメルソースをつくる
鍋にバターを入れて火にかけ、溶けたら小麦粉を加え、ペースト状になるまで炒める。牛乳を少しずつ加えながら、その都度、ダマにならないようによく混ぜ合わせる。ふつふつと沸いてきたら塩、胡椒を加えて味を調える。
(4)焼く
耐熱皿に②を入れ、上に③とチーズをかける。200℃に温めたオーブンで、焼き色がつくまで約10分焼く。
――教える人
「中川たま 料理研究家」
兵庫県生まれ。アパレル企業やケータリングユニット「にぎにぎ」を経て、2008年に独立。神奈川県・逗子市で夫・娘と3人暮らし。季節の野菜や果物を大切にしたレシピを、雑誌や書籍などで提案している。センスのいいスタイリングも人気。
この記事は『四季dancyu 2023 冬』に掲載したものです。
文:藤井志織 写真:宮濱祐美子