愛知県在住の20代女性・タッキーさんはその日、生後間もない長女を連れて病院へ向かった。
彼女はその時に出会った人たちに、感謝の気持ちを伝えたいと考えている。
<タッキーさんからのおたより>
初めての娘が生まれて間もない頃のことです。
生まれつき出来ていたいちご状血管腫(赤あざ)を引っ掻いて出血してしまったため、初めて行く病院を受診しました。
まだ娘を連れて1人で外出することにも慣れておらず、首も座っていなかったので、とりあえずベビーカーに乗せて向かったのですが......。
通りすがりの高校生や病院に居たおばあさん、会社員の女性が...
その病院は、3段くらいの階段を上がって靴を脱いで入る病院でした。
どうしようかと考えていたら、偶然通りかかった高校生くらいの男の子が、ベビーカーを階段の上まで上げてくれました。
また、受付の際に娘を抱えていては無理だったので、一旦ソファの上に寝転がせようとしたところ、隣にいたおばあさんが「少しの間抱っこしておきましょうか?」と声をかけてくださりました。
迷惑をかけてしまうと悪いと思い、少し躊躇ったのですが、思い切ってお願いしました。おかげで娘が泣き出すこともありませんでした。
待合室にいる間も、会社員の女性の方が、「頑張ってて偉いね」と言ってくださいました。
あの時、沢山助けてくださり、優しい声を沢山かけくださった、偶然居合わせた方々に感謝の気持ちを伝えたいです。本当にありがとうございました。
産後ろくに睡眠も取れずメンタルがボロボロだった私は、とても救われた気持ちになりました。今では心の底から育児が楽しくなりました。
(※本コラムでは読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。プライバシー配慮などのために体験談中の場所や固有名詞等の情報を変更している場合がありますので、あらかじめご了承ください)