妹優先夫[3]彼がいるのに一人ぼっちのクリスマス
付き合って2年目のクリスマスイブ。ユキノさんとシンジさんはテーマパークでのデートを満喫。
「楽しかった~。今日の夜は家でごはんでいいかな?料理の準備はできてて・・ケーキも・・」と、この後は二人で家でゆっくり過ごせるように準備万端のユキノさん。
すると、「あのさ・・」と言いにくそうに切り出すシンジさんに「ん?どうかした?」とユキノさんが聞くと、シンジさんは「ごめん。今日は帰るよ」と言って繋いでいた手をすっと離しました。シンジさんの思いもよらない言動にユキノさんは「え・・?」と驚きます。
「さっきカオルから連絡があって・・昨日カレシと喧嘩したらしくて、今日と明日ひとりみたいなんだ。クリスマスにひとりなんてかわいそうだからさ」そう言ってカオルさんの心配をするシンジさん。
クリスマスをシンジさんと一緒に過ごしたいユキノさんは「えっ。じゃあうちに呼べば?」とカオルちゃんを呼ぶことを提案しますが、「いや、それはカオルが気を遣うからさ。このまま帰るよ。ごめん」そう言ってシンジさんはそそくさと帰ってしまいました。
二人でクリスマスパーティーをする予定だった部屋に一人で帰ってきたユキノさん。
ベッドで膝を抱えながら「彼女がクリスマスにひとりなのはかわいそうじゃないのかな・・」と落ち込みつつも「でも家族優先って最初から聞いてたし・・」と自分に言い聞かせるのでした。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
9歳男児6歳女児の2児の母です。