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【健康管理の果物】風邪予防や咳&喉の痛みに効く!「金柑の蜂蜜漬け」作ろう!金柑茶・金柑寒天も紹介

  • 2025.2.23

管理栄養士のともゆみです。きんかんは風邪予防やのどの痛みに効くとされていて、風邪が流行りやすい冬には重宝する果物。そのきんかんを使った蜂蜜漬けの作り方をYouTube『DAIFUKU KITCHEN』で紹介していました。また、作った蜂蜜漬けでアレンジも楽しめるそう。あまり馴染のない果物ですが、体調管理のためにも作ってみたいと思います。


『DAIFUKU KITCHEN』は、簡単・お手軽をモットーとした料理レシピを紹介しているYouTubeチャンネル。○○漬けなどの漬ける系の料理と、野菜を使うヘルシーな料理が多く見られます。今日作る「きんかんの蜂蜜漬け」は、砂糖を使わず蜂蜜でやさしい甘さに仕上げているそうです。それではさっそく作っていきます。

「きんかんの蜂蜜漬け」を作ってみた!

【材料】
きんかん…適量(今回は大きめ6個)
蜂蜜…適量(きんかんが浸かる量)



【作り方】
1. 爪をひっかけてきんかんのへたを取ります。取りにくい場合は爪楊枝で取ります。



2. 1
を水洗いし、爪楊枝を刺して8~10か所、間隔をあけながら穴を開けます。皮の破裂防止になります。



3. 鍋に湯を沸かします。きんかんを入れ、再沸騰したら弱火にし5分煮ます。茹でることで苦みが取れ、種が取りやすくなります。



4. 水にくぐらせ、冷まします。その後キッチンペーパーで水気を取ります。



5. 横半分に切り、爪楊枝を使って種を取り出します。



6. 瓶などの清潔な容器にきんかんを隙間なくきっちりと詰めていきます。詰めたらきんかんの頭が浸かるくらいまで蜂蜜を注ぎます。



7. しっかりと浸かるようにスプーンを使って上から軽く押さえます。



8. フタを閉め、冷蔵庫で1日置いたら出来上がりです。


まずはそのまま食べてみた!



おいしい♡思ったよりも食べやすいです。苦みも感じず、皮も中身もやわらかくコンポートのようです。かんきつ系の爽やかさと蜂蜜の甘さが混ざり合い、甘すぎずやさしい味わいになっています。

「きんかんの蜂蜜漬け」は冷蔵庫で1週間保存可能だそうです。また、きんかんの蜂蜜漬けを使った簡単スイーツを紹介していたので、こちらも作ってみたいと思います。

「きんかん寒天」も作ってみた!

【作り方】
1. 鍋に水500ml、粉寒天4gを入れてかき混ぜながら中火にかけて温めます。沸騰したら弱火にし、1~2分加熱します。

2. 火を止め、シロップ大さじ3~4、砂糖大さじ2と1/2を入れ混ぜて溶かします。味を見て好みの甘さに加減します。今回は味見してみて、爽やかな甘さで好みだったので追加なしです。

3. 温かいうちに、一度濡らした容器に注ぎます。容器を濡らすことで、固まったあと外しやすくなります。きんかんの切り口を上に向けて入れます。



4. 冷蔵庫で1時間置き、固まったら好みの大きさに切って出来上がりです。



かわいい見た目になりました。食べてみると、つるんとした食感にきんかんの爽やかな風味と上品な甘さが、大人の味わいを感じます。まるでお抹茶と一緒に出てくる和菓子のようです。

さまざまなアレンジ

動画では、ほかにもさまざまなアレンジを紹介していました。

「きんかん茶」
湯飲み茶わんにきんかん1個とシロップ小さじ2、熱湯100mlを入れます。よく潰していただきます。体が温まり、咳やのどの痛みが緩和されるそう。飲んでみると、やさしい甘さで温かくほっとした味わいです。きんかん自体は、潰すと少し苦みを感じますが、かえって体によさそうな感じがします。



「紅茶にきんかん」

紅茶に砂糖の代わりとしてきんかんとシロップを好みの量入れます。飲んでみると、かんきつ系の爽やかさがフルーティーで紅茶ととてもよく合います。



「ヨーグルトにきんかん」
ヨーグルトにジャムの代わりとしてきんかんとシロップを好みの量入れます。ヨーグルトときんかん、こちらもよく合います。マーマレードジャムのようですね。



「きんかんとクリームチーズ」
きんかんにクリームチーズを適量添えれば、ワインのおつまみにピッタリだそう。今回はやりませんでしたが、こちらもおいしそう。

きんかんの成分

きんかんには、ビタミンCをはじめ、ビタミンE、フラボノイドの一種ヘスペリジンが豊富に含まれています。これらはどれも抗酸化作用のある成分です。また、食物繊維も豊富です。これらのことから、次のような効果が期待できます。

風邪予防
美肌作り
老化防止
疲労回復
血液サラサラ
動脈硬化予防
心筋梗塞予防
ガン予防
腸内環境改善

また、民間療法では、粘膜の炎症を鎮める働きが知られており、のど風邪に効く民間薬として昔から利用されています。

きんかんの蜂蜜漬けは、茹でることでやわらかくなり食べやすくなりました。また、蜂蜜の自然な甘さでほっこりとする味わいでした。蜂蜜漬けにしておくと、そのまま食べてもいいし、アレンジしてもいろいろな食べ方で楽しめます。おいしくて体にいいきんかん、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。

参考文献:
春夏秋冬おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典 監修 吉田企世子 エクスナレッジ

※1歳未満の乳児には、ぜったいに蜂蜜を与えないでください。腸内環境が未熟なため、「乳児ボツリヌス症」を発症する危険性があります。

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