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「行けるわけないでしょ!」子が嘔吐と下痢でも旗振り命令が!ママが抗議すると地区長の対応にゾッ<大雪でも旗振り>

  • 2025.2.24

あべかわさんによる、ブログ読者さんのちょっと困ったPTA活動のアレレ話。夫が単身赴任中のとあるママは、雪国で、地域とPTAの結びつきが強い学区に在住。上の子が小学生になり、PTAと子供会に所属し、旗振り当番をすることになったのですが…。

夫が単身赴任中で雪国在住のワンオペママ。上の子が小学校に入り、月に2~3回、旗振りに立つ日が割り当てられています。しかし、旗振りの担当場所は遠く、上の子を置いていかねばならず、また大雪でも必ず立たなければならないと地区長さんに言われて…。「こんなムリをしてまでやらなくちゃいけないもの?」と不信感が募っていました。

大雪でも幼児を連れて旗振りに立っていたけれど…

不信感は募っていたものの、周囲との関係もあるので、はっきりと抗議は出来ず、その後も旗振りをしていたママ。

しかしある日、上の子が胃腸炎になってしまったのです。学校を欠席し、病院を受診しましたが、なかなか症状はよくなりません。嘔吐と下痢を繰り返し、かたときも目が離せない状態…。翌日は旗振り当番になっていたので、地区長さんに欠席の電話を入れることにしました。

すると、話を聞いた地区長さんは…

「ダメです」と言われてしまいました…。

夫は単身赴任中。ほかに頼れる人もいないので、ママが出かけてしまうと、体調の悪い小1の兄と幼稚園の弟、子ども二人だけになってしまいます。ママは何とかこの状況をわかってもらおうと、地区長さんに伝えますが…

いくら伝えても、地区長さんの態度は頑なに変わりません…。

これまでの積み重ねもあり、ママはとうとう…

キレました。

そして翌日は旗振りに行かなかったそうです。

でも、間違ったことを言っているとは思えないし、今までおかしいと感じていたことに抗議できたので、「我慢しないで、ちゃんと言えばよかった!」むしろ気分はすっきりしていました。

しかし、その後も状況はあまり変わらず…

「行けるわけがない!」。小さい子がいると病気は日常茶飯事だし、「そのような時は行けません」とはっきり伝えたそうです。その結果…


だんだん地区長さんに電話がつながらなくなり…

やがて当番表を渡されなくなり、自分の旗振り当番の日もわからないまま、前日の夕方に

「やれ」

と言わんばかりに、旗だけポストに突っ込んであるという状況になったそう。

「これって嫌がらせのつもりなの?」とママは思ったそうです…。

※PTAや地区長に言われたからといって、必ずしも旗振り当番をやらなければならないわけではありません。PTA活動はボランティアであり、強制ではありません。

※意義のあるPTA活動によって助かっているお子さん、ご家庭が多々あると思います。ちょっと困ったな、という出来事中心に取り上げておりますが、活動そのものを否定する意図はありません。お話として読んでいただけますと幸いです。

***

大雪でも未就学の幼児を連れて旗振りに立つことは頑張っているママでしたが、子どもが病気のときには、さすがに難しいですよね。胃腸炎やインフルエンザは、どちらも感染力が強く、安静と適切なケアが必要な病気です。看病するママ自身も感染するリスクがありますし、そのような状態で旗振り当番を強制されて行うのは、ママの負担を増やすだけでなく、ほかの子どもたちへの感染リスクを高めることにもなりかねません。

それでも、この状況を地区長さんはわかってくれないんですね…。キレてしまうママの気持ち、とてもわかります。しかも、当番表も共有されず、突然前日に旗が置いてあるなんて、ちょっとありえない状況。電話もつながらず、話もできないなんて…不信感が募ってもしかたないですよね。


著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ

ベビーカレンダー編集部

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