年の差婚[26]ストレートに気持ちを伝えてくる彼にタジタジ
『今日はすみませんでした・・。でも、僕どうしても諦められません。半年だけ。半年だけでいいので、僕のこと真剣に考えてくれませんか?もし、それで谷口さんが無理だって思うのなら、その時、ちゃんと諦めます。』加賀谷くんからのメッセージを読み返し、「よしっ!」と気合いを入れる私。
意を決して『わかった』とひとこと返信し、続けて『でも』と打ち始めたその時、突然加賀谷くんから着信が。驚いてスマホを落としそうになりながら「・・はい」と電話に出ると、「谷口さんっ本当ですか?いいんですか!?やったぁ!!」と嬉しそうな加賀谷くんの声。
喜んでくれている加賀谷くんに言いづらいけれど「あ、ちょっと待って。でも・・あの、今よく一緒にゴハン行く友達がいて・・」と切り出すと、「・・月城さんですか?」とズバッと聞いてきた加賀谷くん。知ってたんだ・・と何となく気まずい私に、さらに「・・月城さんのこと気になってるんですか?」と加賀谷くんが聞いてくるので「い、いやいやそうじゃなくて・・!」と慌てて否定。「加賀谷くんとちゃんと向き合うって決めたから・・。月城さんにも、そのことをきちんと話してから・・と思って」と自分の気持ちをしっかりと伝えました。
「・・また二人で会うってことですか・・?」と確認する加賀谷くんの声がちょっぴり不服そうに聞こえた私は「あっ・・うん。今度約束してて・・そういうのも嫌?」と聞いてみると、「・・嫌ですけど・・」と素直に認める加賀谷くん。「じゃ、その日僕迎えに行っていいですか?月城さんとの約束の後迎えに行っていいなら我慢します」と渋々OKを出す加賀谷くんに「あぁ・・じゃあ、はい・・」と答えた私。
すると、途端に元気な声で「分かりました!」と言った加賀谷くんは「あ・・!じゃあ今日から僕、ユリさんって呼んでいいですか?僕のことも下の名前で・・!」と次々にリクエスト。タジタジになった私が「あっいや・・!それはちょっとハードルが・・」と断ると「そ、そうですか・・」と途端にしゅんと元気がなくなってしまいました。それでもすぐに「・・でも、僕ユリさんのそういうところ好きです!慣れたら呼んでくださいね!」と明るく言われ、まっすぐに気持ちを伝えてくる加賀谷くんに私は思わず赤面してしまいます。
そして、「じゃ・・おやすみなさい!」と言う加賀谷くんに「・・お、おやすみ」と返しただけの何気ない会話にもドキドキしっぱなしの私。電話を切った私は、顔から火が出そうなくらい赤面していました。私・・・これからこのトキメキに耐えられるのか・・・!?
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。