いつ使うのか?どうやって使うのか?誰が買うのか?何のために作られたのか? はじめて見る人にとっては疑問を抱かざるを得ない不思議な道具も、世の中には存在する。 ひとつの用途に特化して生み出された“偏屈なモノ”。 それは、使い方が限られているからこそ作り手のこだわりがキラリと光り、その勝手の良さを知った時には、 もう二度と手放せなくなる逸品ばかり。彼らの存在を、もっと多くの人に知ってほしい。 知れば知るほど愛おしくてたまらない、偏屈な道具とアイテムたちの物語をつづる。
【FASHION】愛用品を“おしゃれ”に保つお助けアイテム
衣類の虫食い、引っ掛け穴、食べこぼしのシミなどを補修する「ダーニング」。ダーニングに必須のキノコ型専用アイテムも、かわいい柄だと針仕事がぐんぐん進む。hikaru noguchiオリジナル ダーニングツール 立ち型水玉ペイントダーニングマッシュルーム (Limited color) ¥5,500 /DARNING BY HIKARU NOGUCHI
吹きかけて乾かすだけで、汗や汚れがすっきりと落ちる腕時計専用の洗浄アイテム。メタルバンド派にはクリーナー、皮バンド派には消臭スプレーと、日常的に使うことで愛用品が長持ち。(左から)メタルブレスレットクリーナー、革バンド消臭スプレー各¥1,000 / HELI(五十君商店)
onKuL vol.14(2020年10月売号)より。
photograph:Shouta Kikuchi
text:Kaoru Bansho
re-rdit : ONKUL