周囲を明るく照らす華やかな笑顔に加えてポジティブマインドにあふれる考え方や言葉の数々で多くの人を惹きつけるアン ミカさん。
これから大切にしていきたい生き方のヒントと、美しさをつくる食習慣を教えてもらいました。
アン ミカさん
1972年生まれ。モデル、タレント。テレビやラジオ、俳優、エッセイ執筆、講演会など幅広く活躍。著書『365日、アン ミカ思考で幸運体質! ポジティブ手帳2025』(小学館)他多数。野菜ソムリエや漢方養生指導士の資格を持つ。
自分をいたわる食事でパワーをチャージ
漢方養生指導士の資格を持ち、体や心に耳を傾けながら、日々の献立を考えているミカさん。
「自分の体は、まずは自分できちんといたわってあげること。食べ物は〝薬〟のようなものです。冬は恐れや悲しみを感じやすく、春は心が不安定になりやすくも。
季節で自分がどんな感情を抱きやすいのかを知り、食事で養生してあげると、いつでも元気でいられる気がします。今回ご紹介するのは、我が家の定番。手軽につくれるものなので、ぜひ試してみてくださいね」
全身がポカポカ温まるヘルシー鍋 「豆乳キムチ鍋」
季節の漢方食材のじゃがいもとみそを入れ、辛さを和らげるため豆乳で仕上げるのがコツ。
材料[2人分]
豚バラ肉…200g
にら…1/2束
大根…200g
じゃがいも…大1個(200g)
長ねぎ…1本
しめじ・えのき…各1/2パック
豆腐…1/2丁
ごま油…大さじ1
古漬けキムチ…250g
〔A〕
水…700mL
ダシダ(あさり味)…小さじ1/2
酒…大さじ1
砂糖…小さじ2
コチュジャン…小さじ2
無調整豆乳…50mL
みそ…大さじ2
山芋(すりおろし)…適宜
作り方
1. 豚肉とにらは4cm幅に切る。大根は薄い半月切りに、じゃがいもは1cm幅の半月切りにして水にさらす。長ねぎは斜め1cm幅に切る。しめじとえのきは根元を切り落としてほぐす。豆腐は食べやすい大きさに切る。
2. フライパンにごま油を入れて中火で熱し、豚肉、キムチ(漬け汁はとっておく)を入れ、肉に火が通るまで炒め、肉だけ取り出す。
3. 鍋にA、炒めたキムチを入れて中火で熱し、煮立ったら大根、水気を切ったじゃがいもを加える。ふたをして弱火で5分煮る。
4. 豆腐、長ねぎ、しめじ·えのき、キムチのつけ汁、コチュジャンを加え、ふたをして弱火で5分煮る。
5. 取り出した豚肉、にら、無調製豆乳を加えてさっと煮る。火を止めてみそを溶き入れる。お好みで山芋を入れても。
豚肉は炒める段階で軽く火が通ったら、取り出しておく。
最後に加えることで柔らかい食感を味わえる。
疲労回復や風邪対策の味方 「イージー参鶏湯(サムゲタン)」
手羽中と手羽先を使い簡単に!
コラーゲンたっぷりの参鶏湯は体調がすぐれないときの必須料理。
材料[2人分]
手羽中・手羽先…合わせて500g
長ねぎ…1本
〔A〕
にんにく・しょうが(ともにすりおろし)…各1かけ分
クコの実・松の実…各大さじ1
水…1.2L
鶏ガラスープの素…小さじ1
ごま油・塩…各適量
ごはん…150g
作り方
1. 手羽中、手羽先は骨に沿って切り込みを入れる。長ねぎは2cm幅に切る。
2. 鍋に1、Aを入れて中火で熱し、煮立ったらアクをとり、ふたをして弱火で40分煮る。ごま油・塩を加えて味を調える。
3. ごはんは粘りが出るまでつぶし、2に加えてさっと煮る。
ごはんは軽くつぶしておくと、もち米のような粘り気のある食感に。
具だくさんで栄養満点! 「豚バラとごぼうのみそ汁」
ごぼうは心を穏やかにする食材。豚肉とごぼうのうま味がぎっしり詰まっています。
材料[2人分]
豚バラ肉(薄切り)…100g
ごぼう…1/2本(100g)
いりこだし汁…400mL
みそ…大さじ2
しょうが(すりおろし)…1かけ分
作り方
1. 豚肉は3cm幅に切る。ごぼうは皮をこそげて斜め薄切りにし、水に5分さらす。
2. 鍋にいりこだし汁、水気を切ったごぼうを入れて中火で熱し、煮立ったら豚肉を入れる。再度煮立ったらアクを取り、ふたをして弱火で7~8分煮る。
3. 火を止めてみそを溶き入れ、しょうがを加えて混ぜる。
消化吸収を高めるため、我が家のみそ汁はしょうが入りです。
食事でも美容効果を狙える! 「ヨーグルトポテサラ」
さっぱり食べたいときはヨーグルトを使うのが◎。腸活にも!
材料[2人分]
じゃがいも…2個(300g)
玉ねぎ…1/2個
明太子 …1本
塩…小さじ1/4
〔A〕
プレーンヨーグルト…大さじ3
オリーブ油…大さじ1
レモン汁…小さじ1
黒こしょう…適量
作り方
1. じゃがいもは皮をむいて一口大に切り、水にさっとさらして水気を切る。玉ねぎはみじん切りにする。明太子は直火またはトースターで表面の色が少し変わるまであぶる。
2. 耐熱容器にじゃがいもを入れてふんわりラップをし、レンジ(600W)で火が通るまで6分加熱する。熱いうちにつぶし、明太子と塩を加えて混ぜる。
3. 2に玉ねぎ、Aを加えて混ぜる。
あえてプレーンヨーグルトにするのがポイント。
まろやかさはあるもののくどさがなく、お酒のアテにも◎。
食欲のないときにおすすめ 「無限白菜」
ビタミンCが豊富な白菜のシャキシャキ食感がやみつきに。箸が止まらなくなります。
材料[2人分]
白菜…300g
塩…小さじ1/4
〔A〕
ポン酢…大さじ1
マヨネーズ…大さじ2
塩昆布…大さじ1/2
作り方
1. 白菜の芯を5mm幅に、葉はざく切りにし、塩を揉み込んで10分ほどおいたら水気をしぼる。
2. ボウルにAを入れて混ぜ、1を加えて和える。
おかずはもちろん、おつまみにも! 「かぶとブルーチーズのカルパッチョ」
かぶの甘味とコクのあるブルーチーズが好相性。食卓がぱっと華やぎます。
材料[2人分]
かぶ…2個
塩…ひとつまみ
ブルーチーズ…20g
オリーブ油…適量
黒こしょう…少々
作り方
1. かぶは皮をむき、スライサーで薄切りにして器に並べる。
2. 塩をふり、ブルーチーズをちぎって散らし、オリーブ油をひとまわししたら黒こしょうをふる。
和と洋が調和するひと皿 「まぐろとアボカドの漬け」
血行を改善してくれるアボカドは頻繁に食べたくなる食材。
ビタミン豊富なまぐろと合わせてヘルシーに。
材料[2人分]
まぐろ(ぶつ切り)…150g
アボカド…1個
ルッコラ…1束
A
しょうゆ・みりん…各大さじ1
赤ワイン…小さじ2
わさびじょうゆ…適宜
作り方
1. ボウルにAを入れてよく混ぜ、まぐろを加えてさらにひと混ぜする。冷蔵庫で10分ほどおく。
2. アボカドは皮と種を除き、まぐろと同じくらいの大きさに切る。ルッコラは食べやすい大きさに切る。
3. 1に2を加えて混ぜ、器に盛る。わさびじょうゆにつけて食べても、まわしかけても。
撮影/枦木功[nomadica](AHN MIKA), Akiko Arai(food) スタイリング/ 加藤万紀子(AHN MIKA), 仲村理恵(props), 中里真理子(food) ヘアメイク/Kazushige Furumoto 料理/Miki Ikeda 文/佐久間千絵
大人のおしゃれ手帖2025年1月号より抜粋
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この記事を書いた人
大人のおしゃれ手帖編集部
ファッション、美容、更年期対策など、50代女性の暮らしを豊かにする記事を毎日更新中! ※記事の画像・文章の無断転載はご遠慮ください