昨年宝塚歌劇団を卒業して、まもなく1年になる和希そらさんがVOCEに初登場！ 退団後すぐに大きな話題となったミュージカルへの出演が続きましたが、今年も『SPY×FAMILY』や『梨泰院クラス』といった超話題作への出演が控えているという順風満帆ぶりです。そんな和希さんが昨年横浜と大阪の２ヵ所で行ったライブ『和希そら Sora Kazuki Billboard Live 2024』がWOWOWで2月22日に放送・配信されます。
前編では初ライブへの思いやたっぷりと詰め込んだこだわりについてインタビュー。後編では和希さんのプライベートに迫ります。パーフェクトボディを持つ和希さんの美のルーティンなど、必見です！
花より団子派。初詣も“屋台”があることが条件です！
VOCE
2024年、そして今年もミュージカル作品へのご出演が続きます！ どれも楽しみなのですが、体調管理はどのようにされていますか？
和希そらさん(以下、和希さん)
よく食べて、よく寝ることだと思います。実はたっくさん食べるんです、私（笑）
VOCE
舞台に出演しているとき、意識して食べるものとかはありますか？
和希さん
舞台に出るときは、むしろ食事しすぎないように気を付けているぐらいで……。本番や撮影に向けてファスティングをすることもあります。
VOCE
ファスティングまで！
和希さん
でも正しいファスティングじゃないんですよ。飲むものはしっかりと決めてやるんですが……これは本当はよくないかもしれないのですが、戻していくための回復食……、あれはまったくやらないです。めんどくさくなっちゃって（笑） ここでOK！となったら、もうたくさん食べます。
VOCE
ライブでも「お弁当に入っていたらうれしいモノ」に「唐揚げ！」って答えてましたよね（笑） じゃあ、何でも好きなモノを好きなだけ食べてもいいよって言われたら、唐揚げですか？
和希さん
わー。焼き肉も好きですし、お寿司も大好き。ラーメンも好きだし……。本当に何でも好きなんです。
VOCE
スイーツはどうですか？
和希さん
甘いモノも好きですが、甘いモノよりも塩気があるものが好きで……。屋台とかもすごく好きなんです。大好き。お祭りに行くと、花火よりも屋台（笑）。 初詣に行ったのですが、「初詣も屋台あるよね？」って、まず確認しました。それでさらに、「この神社行ってみたいけど、屋台出てるかな？」って、そこもちゃんと確認しました。
VOCE
意外です（笑） サプリなどは飲みますか？
和希さん
サプリはかなり摂っています。ビタミン関係が多いですね。ファスティングするときはプロテインが入ったものを飲んだりもします。
お風呂に入ること、踊ることがストレス解消法
VOCE
前回も少しメイクのお話をお伺いしましたが、メイクアイテムでハマっているものはありますか？
和希さん
最近買ったメイクアイテムはあまりないのですが……。でも、今はハイライトにハマっています。クレ・ド・ポー ボーテのレオスールデクラを愛用しているんです。普段使いは202で、舞台では17という具合に使い分けをしています。舞台用のほうが明るいのですが、先日舞台用で17番を買いに行ったら「こちら、結構白くなりますけど付けてみなくて大丈夫ですか？」と心配されちゃいまして。「大丈夫です！」と答えて、購入しました（笑）
クレ・ド・ポー ボーテ ル・レオスールデクラ
202 Golden Galaxy
10g / ￥6050（編集部調べ）
クレ・ド・ポー ボーテ ル・レオスールデクラ
17 Celestial Sparks
10g / ￥6050（編集部調べ）
VOCE
ボディケアはどうですか？ 確か、お風呂に長く入るって以前仰ってましたよね。
和希さん
朝と夜に絶対お風呂を溜めて入るんですが、それはもうずっと続いています。
VOCE
入浴剤とかは入れますか？
和希さん
オシャレに過ごしたいなと思っている時期は入れます！
VOCE
「オシャレに過ごしたい時期」っていうのがあるんですね（笑）
和希さん
何となくありませんか？ オシャレに生活したいという時期。ちゃんとしっかりやろう、みたいな（笑） いつも使っているのはエプソムソルトです。大量なバケツタイプのものを買っていて、それを入れています。
VOCE
お風呂の中ではどんなことをしてますか？ 本を読んだりとか……？
和希さん
お風呂では曲をかけていることが多いですね。自分が出る舞台の曲をかけるときもあって。そんなときは、歌いながら練習するんです。セリフを覚えるのもお風呂の中が多いです。台本をそのまま持って入るとふにゃふにゃになっちゃうので、データにしたものを見ながら覚えます。
VOCE
インスタでは、ダンスのレッスンに行かれている様子がアップされているのを拝見したりしますが、やはり身体をしっかり動かしていらっしゃるんですね。
和希さん
今は『SIX』のお稽古（取材当時）が激しいのでいいんですが、普段のミュージカルの舞台はあまりダンスが多くないんですよね。そうなると、私、ストレスが溜まってしまうんです。踊ることがストレス発散にもなるので、お稽古がないときはよく踊りに行っています。
VOCE
確かに、宝塚のときに比べたら踊る量は全然違いますよね。
和希さん
そうなんです。ミュージカルでもダンサーの役とかじゃないと、ほとんど踊ることがなくて。アンサンブルの方のほうが確実にたくさん踊っていらっしゃる感じですね。
イメージを固めることなく、偶然の出会いも大切にしたい
VOCE
きっとこれから先にご出演になる『SPY×FAMILY』などでは、踊るシーンも多そうな……？
和希さん
アクションが少しあるのではないかなと。そこもヨル・フォージャーをやってみたいと思ったひとつなんです。男役のときは殺陣や立ち回りをたくさんやっていて、それがすごく好きだったので「ヨル・フォージャー役なら殺し屋だし、アクションにも挑戦できそう！」って。
VOCE
なるほど。それでは、ご自身がやりたいお役を目指して、これからオーディションを受けられたりするんですね。
和希さん
自分がやってみたいのもそうですし、「ぜひ、和希そらに！」というオファーをいただいたら、それに挑戦してみたいというのもあります。全部自分が選ばないといけないとしたら、偏ってしまいますよね。自分がまったく想像していなかったキャラクターでも、世の中のひとりでもどなたかが「この役を和希そらにやらせてみたい」と思ってくださった方がいるんだとしたら、とても面白いなと思うので、それはぜひやってみたいなと思います。
VOCE
これからもきっといろんなお役が観られそうですね。
和希さん
そうですね。宝塚現役中に男役がやる女役は「強い女性」というイメージが多いと思うのですが……。でも、 『9 to 5』も強い役ではなかったですし、『SIX』も役自体はまったく毛色の違うお役です。いろんな色のものに挑戦し続けることができたら、自分の幅も広がると思いますし、お客様やファンの皆様もいろんな楽しみ方をしていただけるはず。出会いは大切にしていきたいと思っています。
VOCE
またコンサートやライブは定期的にやりたいと思っていらっしゃいますか？
和希さん
コンサートもいつかはやりたいのですが、基本的には私はお芝居がすごく好きなので、役で舞台に立つ！というのが好きなんです。だから、ライブのように役から離れて、自分の名前で何か表現することよりも今は役として表現する作品を選んでいますね。 自分が出演する舞台とのバランスを考えながら、また挑戦していきたいと思います。
VOCE
では最後にVOCEの読者と、ライブの放送をご覧になるファンの皆さんにメッセージをお願いします！
和希さん
このライブは私のこだわりが詰まりに詰まったファーストライブになっているので、まずはそこをお楽しみいただけたらいいなと思います！ 今日、私を初めて知ったぞという方も、絶対にご存知の曲が少なくとも1曲はあると思うので、もう興味本位でもチラリと見ていただけたらうれしいです。VOCEをご愛読されている皆さま、普段ミュージカルを見ないよという方もいらっしゃると思うのですが、スタートは『タッチ』ですから！（笑） 絶対に飽きずに見ていただけると思います！ ぜひ楽しんでください。
『SIX』のお稽古中という、とてもお忙しいタイミングの取材でしたが、初のVOCE登場とあって、たっぷりとお話をしてくださいました。今年は話題作への出演が続くので、ファンの皆さんにとってはとてもうれしい“和希そらイヤー”となりそう！ 現役時代とは印象の違うチャーミングな写真も、ぜひチェックして。
【和希そらさん・プロフィール】
和希そら（Sora Kazuki）
1992年10月5日生まれ、岡山県出身。2010年 宝塚歌劇団入団後、宙組へ配属。2018年『ハッスル メイツ！』で初主演を務め、2021年『夢千鳥』主演、雪組へ組替え。歌、踊り、芝居の三拍子揃った技術力に加え、どこか憂いのあるスタイリッシュな舞台姿でも人気を集めた。2024年2月11日、宝塚歌劇団を退団。退団後は続々とミュージカルへの出演が決まり、昨年は『9 to 5』、2025年はミュージカル『SIX』日本キャスト版、続いてミュージカル『梨泰院クラス』、ミュージカル『SPY×FAMILY』と大作への出演が続く。
＜番組紹介＞
和希そら Sora Kazuki Billboard Live 2024
和希そらが2024年11月20日にビルボードライブ大阪で行なった 『Sora Kazuki Billboard Live 2024 in Osaka』の2ndステージの模様を2月22日より独占放送・配信。横浜と大阪で行なわれた公演は、彼女が挑んだ初のソロライブ。ミュージカルナンバーから歌謡曲までバラエティに富んだ楽曲を、カッコよくしなやかに、より磨き上げた歌声で披露して、観客を魅了した。客席を回り観客とハイタッチを交わしたり、客席からの声に反応しながらトークを繰り広げたり、ビルボードライブならではの距離の近さもうれしい、そんな見どころたっぷりのステージを余すところなくお届けする。さらに、ライブの振り返りと今後の活動について語ってくれたこの番組だけのインタビュー映像も合わせて放送・配信。
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撮影／楠本隆貴 ヘア＆メイク／栗原里美（Three PEACE）スタイリスト／中村加奈子 取材・文／前田美保