30歳の私は既婚でありながら一人暮らし。その理由は、夫が単身赴任中だからです。私は仕事や資格取得の勉強のため、夫について行かない選択をしたものの、夫からの連絡も徐々に減り、今や1カ月に1回会話があるかどうか……。私は大学時代の先輩に悩みを聞いてもらっています。
単身赴任中、妻に不倫疑惑
今日は私の誕生日。夫から連絡もなく落ち込む私のために、先輩が私の家で誕生日パーティーを計画してくれました。準備が終わったころインターホンが鳴り、私がドア開けると夫と見知らぬ男性が立っているではありませんか!
驚く私に夫は「お前は不倫してるだろ!」と怒りをぶつけてきます。隣に立っていた見知らぬ男性は弁護士を名乗り、いきなり慰謝料を請求してきました。
夫が自称弁護士の男と一緒に怒鳴り込んできた
しかし、夫が連れてきた自称弁護士の男の話を聞くうちに、偽物だとすぐにわかりました。
実は私は正真正銘の弁護士。夫が単身赴任している間に勉強に励み、無事に司法試験に合格し、司法修習を終えたのです。
「申し遅れましたが、私も弁護士です。裁判しますか?」と私が言うと、私が弁護士になっていたことを知らなかった夫と自称弁護士の男は慌てふためきます。そして、部屋の奥から出てきた先輩も協力して2人を追い詰めます。
先輩は弁護士としての先輩でもあります。おまけに先輩はボーイッシュな女性だったのです。私が先輩と居酒屋で飲んでいるところを夫の友だちが見かけて、不倫をしていると勘違いし、弁護士のふりして私から金を巻き上げようと話を持ちかけてきたとのことでした。
妻の不倫を疑う夫が、2人の女性と不倫をしていた!
さらに、私から夫に関する相談を受けていた先輩は、ひそかに興信所に頼んで夫の素行を調査していたそう。すると、2人の女性と不倫していたことが明らかになりました。
この一連の騒動で、私と夫は離婚。夫と不倫相手2人に慰謝料を請求することに。また、お金を騙し取ろうとした夫と友人にも相応の対応を取りました。
私は、弁護士になりすました夫の友人を詐欺未遂として通報。そして夫の会社にも一部始終を報告したところ、夫は会社を退職せざるを得なくなり、日々の生活も非常に厳しくなったようです。
自分自身が不倫をしているのに、妻の不倫を疑いお金を巻き上げようとしてくるだなんて最低ですね。自業自得の結末となりました。
一方、晴れて独身に戻った私は、弁護士としてのキャリアを歩み始め、自由な暮らしを謳歌しています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
ベビーカレンダー編集部