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無理なく確実に痩せたい方こそ注目。効率的な代謝改善を期待できる【時間制限付き食事法】とは

  • 2025.2.22

近年のダイエット関連の研究では、食事の「内容」だけでなく「タイミング」にも注目が集まっています。そこで今回は、効率的な代謝改善を期待できる【時間制限付き食事法】を紹介します。

「時間制限付き食事法」とは

「時間制限付き食事法」は、1日の中で「食事をする時間帯」と「食事をしない時間帯」を設定する方法です。研究によれば「1日の食事時間を10〜12時間に収めることで、代謝機能の改善が期待できる」とされています。例えば、午前8時から午後7時までの11時間を「食事可能な時間」とし、それ以外の時間は水やお茶以外は口にしないという形になります。

なぜ効果があるの?

私たちの体には「体内時計」があり、これが代謝やホルモンバランスに大きく影響しています。特に、インスリン(血糖値を調整するホルモン)の働きは時間帯によって変化することがわかっていて、夜間は昼間と比べてインスリンの感受性が低下する傾向にあり、同じものを食べても血糖値が上がりやすくなるのです。

つまり、時間制限付き食事法は「体内時計」のリズムに合わせて食事時間を整えることで、より効率的な代謝活動をサポートする効果を期待できます。

始めるときのポイント

(1)まずは現在の食事時間を記録することから始めましょう。いつ、何を食べているのかを1週間ほど観察して、自分の食習慣を確認します

(2)次に、無理のない範囲で食事時間を少しずつ調整します。急激な変更は逆効果になる場合もあるので、初めは「夕食を30分早める」など手軽に実践できるところから始めましょう

(3)ダイエットにおいて水分補給は代謝を促進する上でとても重要です。食事時間外でも水やノンカフェインのお茶は積極的に摂取しましょう

期待できる効果と個人差

この「時間制限付き食事法」は体内時計の規則性を保つことで代謝機能の改善を狙うというもの。ただし、効果には個人差があり、生活習慣や体質によって異なります。

なお、実践していくとお腹が空くリズムが整ったり、夜の無駄な間食が減ったり、朝食がしっかり食べられるようになったりなどを実感できるでしょう。また、規則正しい食事時間は体内時計の安定につながりますから、結果として睡眠の質の改善も期待できます。

今回紹介した「時間制限付き食事法」は極端な食事制限ではなく、「食べるタイミング」に注目した科学的アプローチ。栄養バランスの取れた食事内容と組み合わせることで、より効果的な代謝改善が期待できます。まずは自分のライフスタイルに合わせて、できるところから始めてみませんか? <監修:かめやまあけみ(食生活アドバイザー)> ※効果には個人差があります。また、持病のある方は、必ず主治医に相談の上で取り入れるようにしましょう

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