食事会で「スマホ認知症」を耳にして、
以前、要介護の母を連れて物忘れ外来を受診した際、待合室でちらほら見かけた若者を思い出します。
彼らがそうだったかはわかりませんが、
記憶力の低下や言語障害など若年性認知症に近い症状が出る若者が、近年、増加していているらしい。
スマホによる脳の疲労の弊害は長年言われていますが普及してから20年足らず。
身体に及ぼす影響は、まだまだ未知の分野でしょうが、少なくとも「スマホ認知症」という現実は現れたようです。
そういった影響もあるのか、
脳を休めること、ボーッとする時間の重要性は高まっているようで、
デジタルデトックスの旅も人気らしい。
断食で内臓を休めるように脳を休めるのです。
とは言っても携帯電話のサービスエリアの居住人口割合が99.99%の日本では難しいので、ホテルのフロントにスマホを預けてしまうのだとか。
部屋にテレビもWi-Fiもありません。
自然の中を歩き、ぼーっとする時間を楽しみ、
温泉やエステを満喫するようです。
もちろん、その期間だけになってしまいますが、
スマホがない状況に身を置いてみる時間を持つことを体験するにはいいのかもしれません。<text:イシコ>