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「バスもタクシーも見つからず、助けを求めた旅先の幼稚園。事情を説明すると園長が『貴女...』」(千葉県・70代以上女性)

  • 2025.2.23

一人旅を楽しむ千葉県在住のAさんは、2021年、九州北西部を訪れた。

そこで出会った人たちの温かさ、思いやりの深さに、彼女は心を打たれたという。

<Aさんからのおたより>

2021年12月の6日間、九州北西部で1人旅をした。

佐賀県某所で電車を降りてバスに乗る予定だったが、駅前から出ていない。閑散としていて、タクシーも見当たらなかった。

とにかくタクシーを見つけようと、重いスーツケースをゴロゴロ転がしながら、遠くに見える建物めがけて歩く。必死だった。

建物に近付くと、中から子供達の声がした。幼稚園のようだ。

園のインターホンを鳴らして助けを求めると...

その建物のインターホンを鳴らす。出て来てくれた女性に訳を話すと、園長先生も出て来て「貴女、そのバスが出ている所まで送ってあげなさい」と言ってくれた。

〝地獄に仏〟とはまさにこのことだ。心からほっとしたし、有り難かった。

私は彼女たちにとって、見ず知らずの人間だ。それなのにこんなにもあたたかい手を差し伸べてくれるなんて......。

3日後、今度は長崎駅前の横断歩道のない場所で途方にくれて、おろおろしていた。

すると、1人の男性に声をかけられた。

「暇だから運んであげるよ」と、私の重いスーツケースを持って、長くて高い歩道橋を登って降りてくれた。私に気を遣わせない言葉と共に、心温まる行為を贈ってくれたのだった。

九州の人達は、なんと思いやりのある人ばかりなのだろう。

1人旅のおばあさんが心からのお礼を届けたい。ありがとう。本当に助かりました。

機会があればまた九州を訪れたい。

(※本コラムでは読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。プライバシー配慮などのために体験談中の場所や固有名詞等の情報を変更している場合がありますので、あらかじめご了承ください)

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