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佐々木大光、事務所入所から10年 悩んだ時期も乗り越えられたのは“ダンスへの熱い思い”があったから

  • 2025.2.22
佐々木大光 クランクイン! 写真:高野広美

3月開幕の舞台、LEGEND STAGE PRODUCE『ダッドシューズ2025』で主演という大役が待ち構える佐々木大光。抜群のダンススキルを誇る佐々木に、夢を追いかけるダンサー役に挑む本作への思い、事務所入所10周年という節目の年を迎えての心境などを語ってもらった。

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◆夢を追いかけるダンサー役 ダンススキルに磨きをかけたい

“ダッドシューズ”と呼ばれる古臭いデザインのシューズをたまたま手に入れた主人公の若木翔と、そのシューズに魂を宿すダンサー・マルとのバディストーリーを軸に物語が展開する本作。挫折と成功、出会いと別れを繰り返しながらも夢を求めて進もうとする若者たちの姿を、笑いあり涙ありのサクセスストーリーで届ける。

――今回の出演オファーを聞かれた時のお気持ちは?

佐々木:昨年の『フォーティンブラス』以来の主演舞台となるのですが、毎年主演をさせていただけて、本当にありがたいな、恵まれているなと思いました。

座長という立場には慣れないですね。僕はもともと引っ張るようなタイプではないし人見知りということもあるので、ほかの事務所の皆さんと共演するのはハードルが高いところもあるんです。差し入れくらいしかできなくて(笑)。

――今回演じられる“若木翔”は夢を追いかけるダンサーです。

佐々木:ダンス一本で飯を食っていきたい。だけど、自分にその才能があるのかといろいろ悩んだりするところは、今の自分とリンクする部分があります。それがいい方向に行くのか、はたまたリンクさせすぎると自分が出すぎちゃって若木翔という人物に入れない可能性もあるので難しいところがあります。

でも初演の映像を見させていただいて、自分だったらどう演じるかなというのは、なんとなくイメージできました。自分がまだ22歳なので、これからダンスで食っていくんだ!というフレッシュさを出していきたいと思います。

――本作に臨むにあたって準備されていることはなんでしょう?

佐々木:ダンスが主軸となっている舞台なので、ダンスに磨きをかけたいなと思っています。ありがたいことに、先日『R4 STREET DANCE』というダンス番組に出させていただいて、1からダンスの基礎だったり、1つ1つの動きに対してどうアプローチしていくかっていうのを学びました。新しい学びが増えたので、今自分の中でダンスというものに自信が持てる状態でこの舞台に臨めるというのは、結構大きいですね。

今回の『ダッドシューズ2025』はいろんなジャンルが組み込まれている舞台。僕は人のダンスを見るのがすごく好きで、そこから得られるものが多いんです。自分はHIPHOPなんですけど、ジャズの方がいたらそこから新しい発見が生まれるので、ほかの方のダンスを見てたくさん学びたいですし、みなさんダンスがうまい方ばかりなので、その方々を引っ張れるくらいの実力をつけたいと思っています!

◆事務所入所10周年 ダンス、歌、ステージに立つことが好きだから続けられた


――ダンスへの思いが大きい佐々木さんですが、最近刺激を受けたダンスはありますか?

佐々木:(King & Princeの)高橋海人くん。テレビとかで事務所の垣根を越えていろいろなダンサーさんと一緒にやっていたりしますけど、見るたびにどんどん進化していってすごいなと感じます。ダンスって気持ち次第で限界がないというのが面白いところだなと思っているのですが、海人くんのダンスを見ると本当にすごいなって思います。

――佐々木さんご自身のダンスの特徴を挙げるとすると?

佐々木:見ての通り手足が長いんです。手足が長いのって、ダンスをするうえでうまく活かせなかったらマイナスになる部分が大きいのですが、自分はそこを動かせるようになったので、体の大きさとダイナミックさというのが自分の味ではあるのかなと思います。

――若木翔は“ダッドシューズ”との出会いで運命が変わりますが、佐々木さんはダンスをする上で、なにかこだわりはありますか?

佐々木:レッスン着ですね。踊ってる時って服でモチベーションが変わるんです。カッコいい服を着て踊るとそれなりに気持ちも入るし、レッスン着にこだわってますね。レッスン着として半袖のTシャツを着るようになったのですが、半袖って腕の動きが誤魔化せなくて! もっと上に上がるためにも半袖でレッスンしています。靴は重くなければいい、くらいですかね。大体多いのはローカットのスニーカーです。

――2015年の事務所入所から今年で10周年を迎えられます。

佐々木:え! 早いですね。この10年は目まぐるしくて本当に早かったです。後輩もたくさん入ってきましたけど、自分の中ではまだ“新人”っていうイメージなんです。なんでですかね(笑)。

――若木翔は壁にぶつかって、ダンスを辞めてしまおうと悩んだりしますが、佐々木さんにもそういう時期はありましたか?

佐々木:いっぱいありました。それこそ事務所が変わりましたし、今では笑い話ですけどシンメがどんどんグループを組んでいったり…。でも続けられたのは、単純に踊ることや歌うこと、ステージに立つことが好きだったというのが大きいですね。あとはダンス以外に自分のやりたいことがなかった。ダンスへの思いに支えられました。

――節目の時を迎えて、今後の目標は?

佐々木:やっぱりいろんなステージに立ちたいです。ライブもそうですけど、バラエティーや今までやったことのなかったことにもチャレンジしていきたいです。目標としては、佐々木大光という男をたくさんの人に知ってもらえるようになりたい。そのためにも、いただいたお仕事は全力出してやりたいなと思ってます。舞台もそうですし、バラエティーも、ライブも、目の前のこと全部を全力でやることが、今やるべきことなのかなと思っています。

――若木のように夢に向かって一生懸命頑張っている人へエールをお願いします。

佐々木:自分から動くことですね。待つだけだとチャンスは一生やってこないと思うので。それこそ、ダンスレッスンだったりドラムのレッスンだったり、自分はこういうことをやりたいんですと言っていくことも大事ですし、行動力のある人が成功する人たちなんだろうなって感じています。待たずに自分から動くという行動力は大事なのかなと思います。

――最後に舞台を楽しみにしているファンの皆さんにメッセージをお願いします。

佐々木:本当に素敵な作品ですし、エンタメ性あふれる舞台にもなっていて。曲も振り付けもいいですし、最後まで1分1秒も飽きさせない舞台になっていると思うので、楽しみに劇場に足を運んでくれたらうれしいです!

(取材・文:佐藤鷹飛 写真:高野広美)

LEGEND STAGE PRODUCE『ダッドシューズ 2025』は、ヒューリックホール東京にて3月8~17日、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて3月22・23日に上演。

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