寒い日々が続くと、冷たいサラダとはなんだか疎遠になるもの。そんな時、野菜をたくさん食べるのにぴったりのレシピがYouTubeチャンネル『くまの限界食堂』さんで紹介されていました。それは、「ゆでたまビスマルク」。食材の旨味が溶け込んだミルキーでコクのあるスープが、卵とたっぷりの野菜にしっかり絡み合い、たまらないおいしさ。おしゃれで温かい冬の定番ホットディッシュになりそうです。
献立に困ったら覗いてみてほしいYouTubeチャンネル
今回は、YouTubeチャンネル『くまの限界食堂』を参考にしました。レシピ本も出版している「KUMA」さんが発信するレシピは、どれも簡単で実用的なものばかり。家庭料理的でありながら、他とかぶらないオリジナリティがあってとても参考になるんです。基本的には週に4本ほど更新されるので、日々の献立の参考にもぴったり。「何を作るか思い浮かばない」という時は、ぜひ覗いてみてください♪
「ビスマルク」ってなんだ!?
作り方に入る前にまず、レシピ名にもある「ビスマルク」って何か調べてみました。みなさんはビスマルク風と聞くと、どんな料理をイメージするでしょうか?筆者はピザしか思い浮かばなかったのですが、実は、“卵をのせた料理“を指すそう。由来は、美食家と言われた19世紀のドイツ宰相ビスマルクさんが目玉焼きのせステーキを好んだことからなんですって!ビスマルク風料理には、卵のほかに、ハムやチーズ、ほうれん草、きのこ類などの具材をトッピングすることが多いそう。まさに今回のレシピですね。
具だくさん「ゆでたまビスマルク」作ってみた!
それでは、さっそく作っていきましょう。
【材料】
卵…3個
ほうれん草…4株
マッシュルーム…1パック(※お好きなきのこでもOK)
ベーコン(薄切り)…1パック(※厚切りベーコン、ハムや生ハムでもよし)
ミニトマト…5~6個
にんにく…1かけ
オリーブオイル…大さじ1
塩…小さじ1/4
こしょう…少々
牛乳…100ml
バター(有塩)…8~10g
チーズ…80g(※スライスチーズでも可)
マッシュルームはお好みのきのこ、ベーコンはハム、野菜はアスパラやパプリカ、ブロッコリーなど、いろいろとアレンジしてもいいようです。楽しみ方無限大ですね。
【作り方】
1. 卵を鍋で沸かしたお湯に入れ、7分半ゆでてゆで卵を作る。
2. ほうれん草を洗い、食べやすい大きさに切る。
根元を切ってから洗うと洗いやすいとのこと。大体4cmくらいに切りました。今回のレシピではアク抜きはしませんが、必要そうであれば水にさらしてアク抜きをしましょう!個人的にはした方がよりおいしいかなと感じました。
3. ベーコンを切る。
大体2cm幅程度に。
4. 1のゆで卵の殻を剥き、1/4の大きさのくし切りにする。
少し剥いてから水につけることで、間に水が入って剥きやすくなるとのこと。
5. マッシュルームを食べやすいサイズに切る。
小さいのは半分に、大きいものは4等分に切りました。
6. にんにくの皮を剥き、薄切りにする。
7. ミニトマトを半分に切る。
8. お皿に4のゆで卵を8個並べておく。
動画では1皿にまとめて盛り付けていましたが、わが家には大きな耐熱皿がなかったので2皿に分けて盛り付けました。
9. フライパンにオリーブオイル、3のベーコン、6のにんにくを入れたら弱火にかける。
まずはほぐさずそのまま入れ、火を通しながらベーコンをばらけさせればOK!
10. にんにくの香りが出てきたら、5のマッシュルームを入れ、混ぜ合わせながら炒める。
マッシュルームが素材や油の旨味をぐんぐん吸っていきます。
11. 全体がなじんだら7のトマトを入れ混ぜ合わせ、さらに塩、こしょうを加え炒める。
12. トマトにある程度火が通ったら、2のほうれん草を加え30秒ほどしんなり全体がまとまるまで炒める。
火を通し続けるので、トマトもほうれん草も軽く炒める程度で良さそうです。
13. 弱火にし、牛乳、バターを入れ混ぜ合わせる。
必ず弱火で調理しましょう。
14. バターが溶けたら8のお皿に盛り付け、残りのカットしたゆで卵、チーズをのせたら、トースターでチーズを溶かし焼き色がついたら完成。
もうこのまま食べたいくらいにおいしそうです。
こんがり焼けたチーズの香りがたまりません♪
冬のおしゃれホットディッシュ!チーズとミルキーなスープで野菜たっぷり
スプーンですくってみると、とろ〜りチーズとたっぷりの食材がおいしそう!食べてみると、チャウダーを思わせるようなミルキーでコクのある味わいです♪
素材の旨味が出ているスープは味わい深く、トマトの酸味がポイントになっています。チーズとスープがしっかりと食材に絡まっていて、特にマッシュルームは自身の旨味のジュースと相まって最強のおいしさですね。
卵で食べ応えもあって、満足度も高く感じます♪
冷たいサラダに気の進まない寒い季節でも、この料理ならたくさんの野菜を摂ることが出来る、冬にぴったりの1品ですね。
おしゃれだけれど、簡単に作れるのも魅力的でした。