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【新作映画】アリアナ・グランデ主演「ウィキッド」など、話題作が目白押し!

  • 2025.2.27

今月要チェックの映画を4本ご紹介!写真を見てインスピレーションで選んでみてね。

1 『ウィキッド ふたりの魔女』

ブロードウェイの大ヒット・ミュージカルを映画化。舞台の臨場感をそのままに、映像ならではのスケールを添えた仕上がりに大満足。“悪い魔女”を演じる世界的ディーバ、C・エリヴォの力強い歌声とエモーショナルな演技は圧巻。また“善い魔女”役のA・グランデも透明な歌声で魅了しつつ、イヤミなブロンドお嬢様をキュートに演じてみごとなコメディエンヌぶりを披露。2人の相性がバツグンだ。

story:魔法の国オズにあるシズ大学。緑色の肌のせいで周囲から疎まれるエルファバ(C・エリヴォ)と野心家で人気者のグリンダ(A・グランデ)。ルームメイトになった当初は反発しあうが、じょじょに友情を深め、やがてかけがえのない存在になっていく。

監督:ジョン・M・チュウ/出演:シンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデ、ボーウェン・ヤン、ジェフ・ゴールドブラム ほか/配給:東宝東和/公開:3月7日より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
© Universal Studios. All Rights Reserved.


2 『ブルータリスト』

ホロコーストから逃れてアメリカに渡ったハンガリー系ユダヤ人建築家の苦難の30年。祖国に残してきた妻への激しい愛と建築への飽くなき情熱。それを阻むアメリカの虚栄と移民への差別が大胆に描かれ、深く胸に突き刺さる。まさに36歳の気鋭監督B・コーベットの力技を痛感だ。『戦場のピアニスト』(02)でアカデミー賞主演男優賞を獲得したA・ブロディが、再び“魂の叫び”を熱演。泣かせてくれます。

story:ハンガリー系ユダヤ人の建築家ラースロー・トート(A・ブロディ)は、ホロコーストから生還するも家族と強制的に引き離されてしまう。新生活を始めるためにアメリカに移住した彼は実業家ハリソンと出会い、礼拝堂の設計と建築を依頼されるが。

監督:ブラディ・コーベット/出演:エイドリアン・ブロディ、フェリシティ・ジョーンズ、ガイ・ピアース、ジョー・アルウィン ほか/配給:パルコ/公開:2月21日より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
© DOYLESTOWN DESIGNS LIMITED 2024. ALL RIGHTS RESERVES
© Universal Pictures


3 『ドライブ・イン・マンハッタン』

キャリアウーマン役のダコタ・ジョンソンと運転手役のショーン・ペン2人がタクシーで会話するだけのワンシチュエーション劇。お互いの腹を探り合う対話のみの構成にシンプルなワクワク感があり、些細な話題から芯を突く真理へと変換していく展開に引き込まれる。運転手が暴露する浮気男の心理は全女子必聴! 繊細なカメラワークと車窓からの摩天楼が心に染みるヒューマンドラマ。

story:夜のNYで空港に降りた女性(D・ジョンソン)がタクシーに乗り込む。物憂げに車窓を眺め、ひとりの世界に浸っているようで孤独を感じさせる女性客に、運転手(S・ペン)は声をかける。会話は、他愛もない話から、愛についての考察に展開していく。

監督・脚本:クリスティ・ホール/出演:ダコタ・ジョンソン、ショーン・ペン/配給:東京テアトル/公開:2月14日より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国ロードショー
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4 『聖なるイチジクの種』

舞台は、女性が警察に拘束され不審死した事件で政府への抗議運動が拡大したイラン。保守的な家庭で消えた銃をめぐり、SNSから目を離さない新世代の娘達と親の間に生まれる分断が浮き彫りになる。本作監督が禁固刑に処され国外脱出した背景や、物語に盛り込まれるデモの実際の映像が生々しい社会派でありながら、終盤は予測不能な怒涛のサスペンススリラーに化ける盛りだくさんの大作。

story:政府への反抗議デモで揺れる2022年のイラン。念願の判事に昇進したイマンは、デモ逮捕者の死刑罰を捏造することを余儀なくされる。ある日、国から護身用に支給された銃が家の中で消え、妻、姉、妹達3人に疑いの目を向ける。

監督・脚本:モハマド・ラスロフ/出演:ミシャク・ザラ、ソヘイラ・ゴレスターニ、マフサ・ロスタミ、セターレ・マレキ ほか/配給:ギャガ/公開:2月14日より、TOHOシネマズ シャンテほかにて全国順次ロードショー
© Films Boutique


text : YUKO KANEKO(1,2)、HAZUKI TOGO(3,4)
web edit : KIMIE WACHI[sweet web]

※記事の内容はsweet2025年3月号のものになります。
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください。

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