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2月28日に起こる魚座の新月──過去を振り返り準備をするとき。豊かな人生を迎え入れるためのヒントとは

  • 2025.2.21
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Full Blood Moon on Dark Sky, Lunar Eclipse, Celestial Astrology Phenomenon, High Resolution Detailed Lunar Surface, Night Sky Space Wonder, Orange Moonlight Glow, Astronomy Background ImagePhoto: pkake2000 / 123RF

2025年2月の新月は28日に起こります。この新月は1年のなかでも特別な新月。なぜなら12星座最後の星座である魚座で起こる新月だからです。

魚座の新月がなぜ特別なのかを説明するために、12星座の順番がそれぞれどういう意味をもっているのかをお伝えしたいと思います。西洋占星術では、牡羊座から魚座までの12星座のイメージを、人間の成長段階や人生に例えるという解釈の方法があります。これは12星座の特徴を捉える上でとてもわかりやすいので、少し話が逸れますが、紹介しておきましょう。

12星座それぞれが持つ特別な意味とその解釈

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12星座の1番目となる牡羊座は、生まれたばかりの赤ちゃんを表します。この世に生を受けてまだ何も知らない無垢の状態です。ここから人生がスタートします。牡羊座は自分自身を表す星座ですが、誕生して間もないころは自分の存在しかなく、まだ何も身につけていません。何も持たず知らないゆえに牡羊座という星座は恐れも迷いもなく、希望を持ちひたむきに前進するパワーを宿しています。

2番目の牡牛座は「五感」や「物」を象徴する星座です。この段階になると感覚が発達し、目が見えるようになり、聴覚、味覚、触覚、嗅覚が目覚めます。感覚に違和感があると、泣いてそれを知らせますよね。同時に、物を認識できるようになるのもこの段階。このころの赤ちゃんは手にしたものは何でも口に入れて、それがどんなものなのかを確かめようとします。そしてだんだんと自分の所有物とそうでないものとの区別がついてくるのです。自分の欲しいものや好きなものには愛着を示し、嫌いなものは投げたりして排除します。

3番目の双子座はコミュニケーションを司る星座。自分以外の他人の存在を認識するステージです。母親や父親など自分を世話してくれる身近な人がいて、その人たちとコミュニケーションをとることが生きる上で重要だと察知します。他者との関わりを学ぶことで大きく成長していくときです。

4番目は蟹座です。蟹座は家庭を象徴する星座。ここでは、生まれて初めて「家族」という小さな社会のなかでの自分を意識するようになります。自分がどこに属していて、どこが安心できる居場所なのかがわかってくる。そのため、家族や家庭で過ごす時間が一番安心でき、一方で家族以外の他人に対しては人見知りをする傾向が出てきます。

5番目は獅子座。この段階になると、自分の個性や才能、能力がだんだんと現れ始めます。運動神経がよくスポーツが得意だったり、絵がとても上手だったり、音楽の才能があったり……。獅子座はクリエイティブな能力を表す星座ですが、その創造力が発達するのがこの段階です。また、獅子座は遊びを司る星座でもありますが、このころは遊ぶのが仕事といわれる成長期。遊びからさまざまなことを学んでいきます。

6番目の乙女座は、秩序を司る星座。このステージでは、社会のなかで生きるためにはルールや規則があり、それを守らなければならないことを覚えます。家族、学校、友達との関係など自分以外の人と共生するにはルールを守り、それによって社会の秩序が保たれることを知っていくのです。また、乙女座は「整理」や「分析」をも司っており、知能も発達し、物事を整理して考えられるようになります。

7番目の天秤座の段階になると、より広い社会のなかでの生き方を学ぶようになります。地域社会や仕事関係のつながりによって、自分を取り巻く世界や環境が一気に広がっていくとき。ひとりの人間として自立していく状態です。天秤座は人間関係を司る星座ですが、いろいろな人と上手に関係性を築くための処世術を身につけるのもここ。そのなかで、この先パートナーシップを結んでいける相手を見つけていきます。

8番目の蠍座は深い絆を表す星座。特定の人と深い関係を築いていくステージです。恋人、夫婦、親子、親友など自分と関わりの深い人たちと密度の濃い関係がスタートします。ここで人は、より深い喜びや感動、悲しみや怒り、嫉妬といった複雑な感情を体験します。また、蠍座は物事を深く追い求める星座でもあります。自分が一生をかけて追及するものを見つけるのもこの段階です。

9番目は射手座。射手座はより遠くへと飛躍する星座です。今いる場所よりさらに先の目標や理想に向かって突っ走っていく段階。自由を求める星座でもあり、よりのびのびとその個性や才能を発揮できるように、自分を解放するためのアクションを起こしていくときです。

10番目の山羊座は社会のなかでの成功や名誉を表します。これまでに磨いてきた個性や能力、築いてきた人間関係、仕事、知識や知恵などが結実し、社会で認められるとき。今までの頑張りが実り、仕事で昇進、報酬のアップ、名誉のあるポジションを得るといったことに繋がります。何かを成し遂げるステージです。ただここでは、今までの精進や努力が大前提。怠けていたのでは成功や名誉は手にできないでしょう。

11番目は水瓶座。水瓶座はオリジナリティを象徴する星座。自分にしかできないこと、自分だからこそできることを実行、実現していく段階です。ほかの誰とも違う自分だけの人生がここで完成します。

そしてラスト、12番目の魚座へとやってきました。11番目で自分の人生を全うしたら、次は新たに生まれ変わるための準備段階に入ります。もう一度胎児に戻り、羊水のなかへ戻っていくようなイメージ。それが12番目の魚座が象徴している世界観です。この曖昧模糊さが、魚座の特徴をよく表しています。魚座を表現する言葉として、「神秘性」「無意識の世界」「目に見えないものを信じる」「隠されているもの」「犠牲的精神」などがよく挙げられますが、それも何となく頷けるのではないでしょうか。

豊かな人生を再スタートさせるための方法

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そんな魚座のエリアで起こるのが、2月の最終日である28日の新月です。今回の新月は、次に生まれ変わるための大事なステージ。いろいろな意味で切り替わりのときといえるでしょう。では、この新月のときに何をすればいいのか。それは、「今までの人生を振り返る」作業です。先述した、1番目の牡羊座から11番目の水瓶座のステージのなかで、自分が未消化なステージはなかったかを振り返ってみましょう。

自分に自信のない人は、1番目の牡羊座のステージが未消化なのかもしれません。人とのコミュニケーションが苦手な人は、3番目の双子座のステージが学びきれていないのかも。また、仕事ばかりしていて遊び下手な人は、5番目の獅子座のステージが満たされていないのかもしれないですね。こんなふうに自分が消化しきれていないステージはどこかを考えて意識しておくことが大事。そうすると月の導きで自然とそれを補うチャンスが訪れるでしょう。

最後に、未消化のステージを消化するためには、魚座の新月のときにどんなアクションを起こしたらいいのかを星座別に占っておきます。この小さなアクションがきっかけとなって、あなたの人生はより豊かなものへと生まれ変わる可能性がありそう。心に留めておき、ぜひ今回の魚座の新月のころに実行してみましょう。

【12星座別・魚座の新月が教える、豊かな人生を迎え入れる行動】

牡羊座

自分の長所と欠点を親しい人や身内に聞いてください。牡羊座の人はズバッと指摘されてはじめて、自分が生まれ変わるために必要ものをはっきりと自覚することができます。

牡牛座

新たなグループに属してみましょう。その集団に入ると自分をとても客観視できそう。その視点が持てると、生まれ変わるための重要なヒントに気づけるでしょう。

双子座

時間の使い方を検討してください。何に時間を費やすことが自分の人生を豊かにするのか、それがわかれば生まれ変わるきっかけが掴めます。

蟹座

ゴールが見えていないのでは? 明確で具体的なゴール設定を考えてみましょう。そうすれればゴールに辿り着く道筋も、そのために補うべきものも見えてきます。

獅子座

自分が尊敬できる人や理想の人などを注意深く観察してみましょう。未消化のステージを克服するヒントが、その人の言動から得られそう。

乙女座

さまざまな人と自分を敢えて比較してみて。相手にあって自分にないもの、相手にはないけど自分にはあるもの、それが見えてきます。そのなかに生まれ変わるためのきっかけがありそう。

天秤座

気になったことや疑問に思ったことを徹底的に調べてみましょう。掘り下げていくと、今の自分に必要なものが見えてきます。

蠍座

懐かしいと思うような場所、思い出の場所へと行ってみましょう。再度、訪れたその場所でひらめいたことは、生まれ変わるために必要不可欠なアイデアです。

射手座

自分のルーツを紐解いてみて。祖父母はどんな人だったのか、祖先はどこで何を営んでいたのか、そうすると潜在的に受け継いでいる能力が呼び起こされて、未消化の課題を解決するのに役立ちます。

山羊座

インプットが鍵を握っています。興味を持つことがあったら、すぐに調べてその情報をどんどんインプットしていきましょう。ある一定以上の情報が蓄積されてくると、自分に足りないものを補う道が自然と開けてきます。

水瓶座

新月から3日間、家計簿をつけてみましょう。何にいくら使ったか、入ってきたお金はいくらか、3日間のお金の収支を把握してみて。そうするとあなたが生まれ変わるために必要なことにお金を投資できるようになりそう。

魚座

この新月のころに「やってみたい!」と思ったことは、努力を惜しまなければ成功する芽をもっています。魚座の新月が導いてくれるからです。やりたいことを真剣に考えてください。未消化の分野が補われると同時に、新しく生まれ変わるチャンスが舞い込んでくるでしょう。

Text: Glorious Hoshiko Editor: Nanami Kobayashi

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