忙しい日々、下がりがちな自己評価
「なんだか自信が持てない……」。そんな気持ちになったことはありませんか? 年齢を重ねていくと仕事やプライベートでの役割が増え、自己評価が揺らぐこともあるでしょう。そんなとき、気軽に取り入れられて効果を期待できる“自己評価を高める方法”を知っていれば、多少なりとも自信を取り戻すきっかけになるかも知れません。日々の小さな工夫で、自分に対する見方を少しずつ変えていきましょう。
仕事や人間関係でモヤモヤした気持ちを抱え込むと、自己評価が下がってしまいがち。そんなときは紙に気持ちを書き出して、それを破り捨ててみましょう。視覚的に心をリセットできます。
「今日はうまくいかなかった」「あの言葉が気になってしまう」など、どんな小さなことでもOKです。文字にすることで自分の気持ちを客観的に見られるだけでなく、気持ちを吐き出す効果にもつながります。
そして書いた紙を破り捨てることで、ネガティブな気持ちを手放す感覚を体験できます。スッキリとした気分になれば、リセット完了です。
自己評価が下がるときは「できなかったこと」に意識が向きがちです。でも、どんな日でも必ず「できたこと」はあるはずです。一日の終わりにこそ、成功体験を振り返る時間にするのがおすすめ。
寝る前に、「今日はこんなことができた」と振り返る習慣を付けて、少しずつ自信を積み重ねていきましょう。「会議で自分の意見を言えた」「おいしいご飯を作れた」など、小さなことでも構いません。自分を肯定する時間を作ることで、自然と自己評価が高まるはずです。
寝る前が難しい場合は、ノートやスマホに「できたことリスト」を作るのもいいでしょう。
朝のスタートを前向きに切るために、鏡を見ながら自分に声を掛けてみましょう。
「今日もいい1日にしよう!」「私はできる!」など、ポジティブな言葉を自分に向けて発すると、自然と気持ちが明るくなります。最初は照れくさく、無意味に感じるかもしれません。しかし、実践するうちに少しずつ「自分を励ます力」が付いていきます。
鏡に向かって言うのは……という人は、朝の身支度を整えながらひとり言のように、自分を肯定する言葉を掛けてみるという方法もあります。
自己評価を上げる方法は、何かを成し遂げることだけではありません。しっかり休むことも、自分を大事にする大切な習慣です。
「今日は1時間だけ何もしない時間を作る」「好きな飲み物をゆっくり楽しむ」といった、小さな休息を意識的に取ることで、心と体のバランスが整います。適度に休むことで、余裕が生まれ、自己肯定感も高まります。
スマホで動画やネットサーフィンをダラダラ見るのが好き、という人であれば、休むことが目的だからこそ、何も考えずスマホを楽しむのもアリですよ。ただし、決めた時間は守るようにしましょう。
自己評価を高めるために、自分を大きく変える必要はありません。小さな工夫を取り入れるだけで、毎日の自分への見方が自然と変わります。
ポジティブな言葉や自分を労わる習慣を続けることで、気づけば自信に満ちた毎日が送れるようになるはず。まずは、できることから試してみてください。
(オダカシオリ)